日本維新の会は衆院選で議席を減らしたが、小選挙区当選者の比率が上昇し、党の構成が強化された。浅田均氏は執行部に責任を求めたが、比例票は減少しており、党内では代表選を求める声が高まっている。
浅田均参議院会長が役員会で「負けたのに誰も責任を取らない」と発言し、馬場伸幸代表に辞任を求めた。
しかし、前回の衆院選と比較すると、小選挙区当選者の割合が20ポイント以上上昇しており、単純に「大惨敗」と評価することには疑問が残る。
今回の衆院選で維新は38議席を獲得し、前回の41議席と大差はないが、小選挙区当選者数は16人から23人に増加した。
この結果、党の議員構成が「筋肉質」になり、比例復活当選者の質も向上している。
特に、惜敗率が70%台以上の比例復活当選者が増加し、小選挙区での勝利に近づいていることが示された。
例えば、金村龍那副幹事長は惜敗率を66.39%から89.09%に引き上げた。
維新は将来的に単独政権を目指すとしており、馬場氏は関西以外での小選挙区勝利事例を挙げて「正しい方向に進んでいる」と強調した。
一方で、比例票は前回から約294万票減少し、立憲民主党や国民民主党の躍進が維新の失速を印象づけている。
地方議員の間では代表選実施を求める声が高まっており、浅田氏の発言は大阪府議の意向を反映したものとされ、維新は党内の政局に突入する可能性がある。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/29f13e535d36fcc1c2a5aaede3695a4f15464f00
維新の会が衆院選で議席を減らしたことに対して、多くのコメントが寄せられました。
特に目立ったのは、馬場代表のリーダーシップに対する疑問です。
幹事長としての安定感は評価されるものの、代表としては物足りないという意見が多く、次のリーダーに期待したいという声もありました。
また、党の方向性が地域政党に戻りつつあることに懸念が示され、全国政党としての存在感を失いかけているとの指摘もありました。
さらに、維新はこれまで非自民・非立憲票の受け皿となっていたものの、今回は他の選択肢が増えたことでその役割を果たせなかったという分析もありました。
特に、国民民主党の台頭が影響を与えたとの見方が強かったです。
党内からは、候補者の質や党勢拡大を急ぎすぎたことが敗因とされ、これからの党の方向性についての不安も表明されました。
また、馬場代表のリーダーシップが古い体質に戻ってしまったとの意見や、維新が自民党の子分政党のように見られていることへの不満も見受けられました。
全体として、維新の会は地方政党としての強みを持ちながらも、国政における具体的な政策や国家観を欠いているとの意見が多く、党内の改革が求められています。
次回の選挙に向けて、党の立て直しが急務であるとの声が上がっていました。