ドイツの極右政党AfDが総選挙で第2党に躍進し、アリス・ワイデル氏が注目されています。彼女は減税や反移民政策を掲げ、個人の背景が議論を呼んでいます。
ドイツ連邦選挙管理委員会が発表した結果によると、AfDは20.8%の得票率を記録し、連立政権参加の可能性も取りざたされています。
ワイデル氏は「ドイツのためのアリス!」というスローガンを掲げ、党の成長を象徴する存在となっています。
彼女は減税政策を提唱し、かつての英国首相マーガレット・サッチャーを政治的ロールモデルとしていることから「鉄の女」とも称されています。
また、ワイデル氏は反移民政策の先頭に立ち、自身の幼少期に移民者からの侮辱や虐待を受けた経験を背景に持っています。
彼女は不法移民者に対して厳しい見解を持ち、党の右傾化を推進してきました。
ドイツ政界では主流の「法律家出身の60代男性」に対し、比較的新しい存在として注目されており、党の支持基盤を広げる要因ともなっています。
英国のスカイニュースは、ワイデル氏がAfDの中間層や浮動層を攻略するカギであると指摘しています。
しかし、彼女の個人背景は議論を呼んでいます。
アドルフ・ヒトラーが任命した判事の孫娘であり、スリランカ人のパートナーと2人の息子を持つレズビアンであるため、「伝統的な家族像を擁護する男性中心の反移民政党の指導者には似合わない」との批判もあります。
これに対し、ワイデル氏は自らを性的少数者とは定義せず、「AfDにおいて性的アイデンティティは重要な議題ではない」と主張しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5195971dbecb3d37b2219ccd969ba1958f60dacb
ドイツの極右政党AfDが、経済的に発展が遅れていた旧東ドイツを拠点に党勢を拡大したことが話題になりました。
特に、党首が旧西ドイツ出身の女性であり、彼女が移民に対する人々の潜在的な不安や恐怖に共感を得ることで、AfDは支持を広げたとされます。
移民政策への反発やウクライナへの支援疲れも、AfDの成長に寄与した要因と考えられました。
ただし、ドイツ第一主義を掲げているため、少し危うい印象も持たれていたようです。
さらに、党首の女性については、北方ドイツ人らしい硬い雰囲気があり、カリスマ性に欠けるとの意見がありました。
もし彼女がカリスマ性を身に着けたり、他のカリスマ性のある指導者が現れたりした場合、AfDは真の脅威になる可能性があるとの懸念が示されました。
また、保守派の中で同性愛者の存在についても議論があり、保守的な政治的立場と個人の性的嗜好が矛盾しないとの意見がありましたが、保守派で同性愛者であることが叩かれる材料になることへの懸念も語られました。
こうしたコメントから、世の中の閉塞感が極右の台頭に影響を与えているのではないかとの見解も浮かび上がりました。
ネットコメントを一部抜粋
経済的発展が遅れていた旧東ドイツを地盤に拡大したAfDが、移民への不安や恐怖に対する共感を得て、党勢の拡大に成功しました。
いかにも北方ドイツ人みたいな感じで、怖く硬い雰囲気を醸し出し、あまりカリスマ性はない方みたいですね。
逆に言えば彼女がカリスマ性を身に着けた時、あるいは別のカリスマ性ある人がAfDの指導者になったら真の脅威になるということです。
保守で同性愛者の人はあまり聞かないが、保守は政治的な立場で、同性愛は個人の性的嗜好なので別に矛盾してるとは思わない。
極右が出てくるのは世の中が閉塞感があるからか?いやな世の中になって来てる(苦笑)