ホンダとヤマハが6車種のリコールを発表。走行中に後輪ロックの危険性があり、59万台以上が対象。
要約すると本田技研工業は2023年10月31日、同社の「タクト」「ジョルノ」「Dunk」と、ヤマハ発動機向けに生産される「JOG」「JOG Deluxe」「Vino」の計6車種について、原動機の不具合によるリコールを国土交通省に届け出たことを発表しました。
リコール対象となるのは、合計で59万8797台に上ります。
この不具合は、走行中に後輪がロックし、転倒する恐れがあるというもので、特に製造工程における管理方法の不備が原因とされています。
具体的には、原動機のクランクケースとミッションケースの合わせ面の密着性が不足しており、これによりミッションオイルが漏れることがあります。
オイルの潤滑不良は異音を引き起こし、そのまま使用を続けるとケース内のベアリングが破損し、最終的には後輪がロックしてしまう可能性があります。
改善措置として、全車両のミッションオイル量を測定し、基準未満の場合はミッションケースを新品に交換し、ベアリングなども交換します。
基準以上の場合は、ケースの合わせ面を清掃し、ガスケットを塗布して再組付けを行います。
ただし、部品の準備には時間がかかるため、不具合内容を周知した上で、準備が整い次第、改めて連絡する予定です。
対象となる車両の制作期間は2015年9月18日から2024年9月18日までで、これまでに61件の不具合が報告されており、事故の有無については2件の転倒があったものの、けがはないとのことです。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/dc1019606720b6742d97d2939aa8a805215b4db3