がん患者団体は高額療養費の引き上げ凍結を求め、政府に対し議論への参加を訴えています。引き上げが行われると受診抑制が懸念されるため、患者の声が重要視されています。
この制度は、特にがん治療を受ける患者にとって重要なものであり、引き上げが実施されると受診抑制を招き、命に関わる事態を引き起こす可能性があると懸念されている。
患者団体の幹部たちは、政府や与野党に対し、引き上げの全面凍結について感謝の意を示しつつも、「秋までに決めるのは短すぎる」との見解を示した。
また、患者団体を議論のプロセスに加えることを強く訴えている。
政府は昨年12月に、高額療養費の上限額引き上げを決定したが、これは平均的な年収区分(約370万~770万円)の高所得層に影響を与え、2027年8月には現行制度に比べ約5万9千円増加し、月額約13万9千円となる見込みだ。
この引き上げに対し、全国がん患者団体連合会(全がん連)は、治療を断念せざるを得ない患者の声を集め、今年1月に調査結果を公表した。
さらに、2月には福岡資麿厚生労働相と面会し、引き上げ反対の署名約13万5千筆を提出した。
石破茂首相は7日に全面凍結を表明したものの、ステージ4の肺腺がんと闘う患者、水戸部ゆうこさんは「夏の参院選が終わった後、再び議論が進むのではないかと心配している」と述べ、患者を交えたオープンな議論の必要性を強調した。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/587da01654954eb8ffab2cc91cf3c41ee673a000
高額療養費引き上げ凍結を求める患者団体の訴えに対するコメントには、多くの意見が寄せられました。
特に、医薬品の価格が高騰していることが高額医療制度の問題点として指摘されていました。
あるコメントでは、特許期間を延ばして医薬品代を引き下げることや、日本国内での特例を設ける提案がありました。
また、44歳の乳がん患者が高額療養費制度の恩恵を受けていることを感謝しつつ、制度の将来に不安を抱いている様子も見受けられました。
さらに、引き上げを支持した政治家の矛盾した発言に対する批判もありました。
高額な医薬品が一部の患者にとって大きな負担であるとの意見もあり、医療費の制限や負担増加の可能性についての懸念も表明されていました。
制度の現状に対する限界を感じるコメントもあり、改革が必要だとの意見が多く見られました。
全体として、患者の声が制度の見直しを促す重要な要素であることが強調されていました。
ネットコメントを一部抜粋
医薬品が高すぎるのが高額医療制度の問題点。
本業が会社員につき健康保険は支払い続けておりましたが、高額療養費のおかげで延命治療ができていました。
高額療養費制度引上げを盛り込んだ予算案に賛成したにも関わらず、「引上げに反対」と真逆の主張をする吉村洋文。
ものすごーく高い薬で保険がきくやつ。
それひとつでがんの人の何十人分にもなるんじゃない?
いつまでもこのままの制度じゃ限界があるんだからいずれメスを入れないといけない案件だと思いました。