アメリカで進行中の禁書運動が、多様性を描く絵本の撤去を引き起こしており、特にトランプ政権の影響が顕著である。
特に、今年の初めからアメリカの軍基地内の学校図書館から多様性に関する書籍が撤去されるという事態が発生した。
その中には、俳優ジュリアン・ムーアが執筆した自伝的児童書『フレックルフェイス・ストロベリー』も含まれ、そばかすを持つ女の子が自分を受け入れる成長物語が禁書にされる理由が疑問視されている。
ニューヨーク在住のライター堂本かおる氏の著書『絵本戦争 禁書されるアメリカの未来』では、2021年から続く禁書運動の実態を探り、特定の本が学校図書館や教室から排除される現象を分析している。
この動きは、特にフロリダ州やテキサス州などの保守的な州で顕著であり、黒人史を描く「1619プロジェクト」への批判を契機に、極右団体が影響力を強めていることが指摘されている。
堂本氏は、禁書とされた約100冊の子ども向け絵本を紹介し、これらがマイノリティの歴史や文化を描写していることを強調している。
多様性がアメリカ社会の強みであることを示す絵本が、子どもたちの成長にどれほど重要であるかを伝えつつ、禁書運動の理不尽さに対する怒りが表現されている。
今後も、トランプ政権下でのマイノリティ排斥や極右化の進展が懸念され、禁書対抗運動の重要性が訴えられている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a8758753b09c9a6608feb376ca97483d3d096fba
アメリカの禁書運動に関するコメントでは、価値観の対立が激化していることが強調されていました。
特に、反DEI（多様性、公平性、包摂）運動や、特定の表現が排除される現象に対する懸念が多く見られました。
あるコメントでは、過去に「メリークリスマス」という言葉が宗教的な偏重として排除された例が挙げられ、アメリカが価値観の排斥社会に変わりつつあるのではないかとの意見がありました。
また、トランプ政権以降、社会の価値観が揺れ動いていることも指摘され、特に影響力のある人々が特定の価値観を広める一方で、異論を持つ人々の思いが抑圧されているとの見解が示されていました。
自由や多様性が過剰に強調されることで、社会の秩序が崩れる可能性についても言及されており、一定の規律が必要だとの意見もありました。
さらに、禁書運動が示す反動には疑問が呈され、選択肢の提示とお互いの許容の重要性が強調されていました。
個人の思想や表現の自由を守るために、特定の書籍を排除することは避けるべきだとの意見があり、知識を持った上で受け入れる姿勢が求められていました。
全体として、アメリカ社会の極端な動きや、表現の自由が脅かされる現状に対する懸念が多く寄せられていました。
ネットコメントを一部抜粋
価値観を潰し合う争いが起きているように感じられました。
自由とか多様性も容認しすぎると社会は回らないとの意見がありました。
禁書という表現を使っているのは間違いであり誤解を招くと指摘されていました。
知った上で受け入れるのが重要だとの意見がありました。
表現の自由を訴えて自分の意に沿わない本を禁書にするのはおかしいと思われていました。