スズキの新型ジムニーノマドが発表され、約5万台の受注を記録。5ドアボディや快適なインテリア、優れた走行性能が特徴で、オフロードと都市部での使い勝手を両立。現在、受注は停止中。
この新型ジムニーノマドは、ジムニーシエラをベースにした5ドアボディを採用し、ホイールベースを延長することで車内空間が大幅に拡大され、後席の居住性や荷室の利便性を向上させています。
エクステリアデザインはジムニーの力強いスタイリングを踏襲しつつ、専用の5スロットグリルや新色を含む6色のボディカラーを展開しています。
インテリアでは後席のヒップポイントを50mm後方に移動させることで足元のスペースを確保し、快適性が重視された設計となっています。
走行性能については、ラダーフレーム構造を採用し、悪路でも安定した走行が可能です。
前後3リンクリジッドアクスル式のサスペンションを採用し、トラクション性能や耐久性も向上しています。
また、パートタイム4WDシステムを搭載し、2WDと4WDを任意で切り替えることができるため、様々な路面状況に対応可能です。
搭載される1.5リッターのK15B型エンジンは、十分な出力とトルクを発揮し、オフロードだけでなくオンロードでも力強い走行を実現します。
燃費性能も考慮され、WLTCモードでの燃料消費率は5速MT車で14.9km/L、4速AT車で13.6km/Lと、オフロード車としてはバランスの取れた数値を示しています。
安全装備としては、衝突被害軽減ブレーキやアダプティブクルーズコントロールが搭載されており、長距離ドライブ時の負担軽減にも寄与しています。
このように新型ジムニーノマドは、ジムニーシリーズの伝統を受け継ぎつつ、利便性と快適性を向上させたモデルであり、都市部での使い勝手とオフロード性能を両立させた設計は、アウトドアと長距離移動を両立したいユーザーにとって魅力的な選択肢となるでしょう。
現在は注文が殺到し、一時的に受付が停止されていますが、再開時期についてはスズキの公式サイトや販売店を通じて随時更新される予定です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/835cd87fa0b54bf8b2e64f4c7c239b30b10299ae
ジムニーノマドに関するコメントでは、デザインの良さや新しい5ドアモデルの魅力が多くのユーザーに評価されていました。
特に、これまで3ドアしか選べなかったため、ファミリー層にとって購入しやすくなった点が人気の理由の一つとされていました。
一方で、オフロード性能や乗り心地に関する懸念も多く、特に長距離移動を考えると不安を感じるユーザーが多かったようです。
また、シートの厚みやラゲッジスペースの使い勝手が悪いとの指摘もあり、実用性において改善を求める声がありました。
さらに、ジムニーの走破性が必要なユーザーは少数派であることや、一般的なユーザーは5ドアの利便性を歓迎しているという意見も見受けられました。
全体として、ジムニーノマドはデザインや新機能で注目を集めている一方で、実用性や乗り心地に対する期待と現実のギャップを感じるユーザーが多かったことが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
ジムニーが売れてるのはやっぱりデザインがいいからなんでしょう。
ジムニー大好き。
自然の中に行き、スキーに行くことを想像しながら乗る車。
ジムニーベースのロングボディがコミコミ300万円程度で買えるのは魅力的だ。
雪国住まいで普段用として使う人にとっては、シエラは普通車なんだから相応の車内空間や荷室の広さが欲しかったところだろう。
ジムニーに乗り心地を求めるのは無理。
悪路を走る為に最初から設計されてるから強い。