川崎汽船が新たな自動車専用船を竣工し、環境に配慮した輸送を実現。LNGを燃料とし、CO2排出を大幅削減。
要約すると川崎汽船は、愛知県豊橋市の新来島豊橋造船で6900台積みの自動車専用船「OCEANUS HIGHWAY(オーケアノス・ハイウェイ)」を竣工しました。
この船は液化天然ガス(LNG)を燃料としており、主にマツダの完成車を輸送するために設計されています。
建造資金は、日本政策投資銀行と日本海事協会のプログラムを活用して調達されました。
新型船は、従来の重油燃料に比べて二酸化炭素(CO2)の排出を25%から30%削減し、硫黄酸化物(SOx)の排出をほぼ100%削減することができます。
また、EGR(排気ガス再循環装置)を使用することで、窒素酸化物(NOx)の排出も80%から90%削減される見込みです。
この「Zero-Emission Accelerating Ship Finance」という資金調達プログラムは、脱炭素や環境配慮性能、先進性を重視したもので、日本海事協会が船舶を評価し、そのスコアに基づいて日本政策投資銀行が投融資を行う仕組みです。
川崎汽船がこのプログラムを利用して資金調達を行うのは今回が初めてであり、今後の環境配慮型輸送の進展に寄与することが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a79417da85ad4da0dc10e49d14f4aca19790e275