北朝鮮のミサイル発射、ロシアへの輸出狙いのマーケティングか

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北朝鮮の最近のミサイル発射は、ロシアへの軍需品輸出を意図した「マーケティングショー」との見方が浮上。精密打撃能力をアピールし、国際的な影響力を強化する狙いがあるとされています。

要約すると北朝鮮が最近行った弾道ミサイルの発射は、ロシアへの軍事輸出を意図した「マーケティングショー」との見方が浮上しています。

米国の北朝鮮情報専門サイト「NKニュース」によると、民間衛星サービス会社「プラネット・ラボ」が提供した衛星写真からは、北朝鮮がミサイル発射後に標的とされる島に打撃の跡が確認されたと報じています。

韓国軍の合同参謀本部は、10日に黄海道内陸から西海方向に向けて発射された未詳の弾道ミサイルを捕捉し、そのミサイルが「火星11ラ」型の近距離弾道ミサイル(CRBM)である可能性が高いとしています。

このCRBMは、韓国の戦術地対地誘導武器KTSSMと類似しており、150キロ前後の距離を30キロ以下の低高度で飛行可能で、探知が難しい特性を持っています。

北朝鮮はこのタイプのミサイルを2022年4月に初めて試験発射し、これまでに5回発射しています。

NKニュースは、ミサイルが向かった地点を平安南道南浦西側の上吹螺島と特定し、発射翌日の衛星写真からは新たな打撃の跡が確認されたとしています。

軍当局は、北朝鮮がこの島に構造物を設置し、ミサイル試験発射を行っているのは、打撃の正確性を検証し、外部にアピールするためであると指摘しています。

また、北朝鮮は短距離弾道ミサイル(SRBM)であるKN-23をロシアに送る一方で、CRBMも輸出リストに加えた可能性があると考えられ、相次ぐミサイル発射が一種のショーケースとしての役割を果たしているとされています。

軍当局者は、北朝鮮ロシアへの軍需品の供給を強化するため、軍需工場をフル稼働させていると見ており、ロシアウクライナ戦争の終息を控え、武器輸出が加速する可能性があると警戒しています。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/8e8b3cf7162e89a8e79683bf5013c78cf8eaab20

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