ウクライナのゼレンスキー大統領がプーチン大統領のクルスク州での戦況に関する主張を否定し、包囲されていないと強調しました。米国のトランプ大統領もこの問題に言及しています。
ゼレンスキー氏によれば、ウクライナ軍はクルスク州でロシア軍に包囲されていないとのことです。
プーチン氏は、ロシア軍がウクライナ軍を「孤立させ」、脱出は不可能であると主張し、降伏しなければ死に至ると警告しました。
この主張には、米国のトランプ大統領も同調し、包囲されたウクライナ兵の命を救うようプーチン氏に要請したと述べています。
トランプ氏は具体的にクルスク州について言及していないものの、プーチン氏はトランプ氏の発言を「留意した」と語っています。
米シンクタンク戦争研究所(ISW)は、ロシア軍がクルスク州やウクライナの前線でウクライナ兵を包囲しているという地理的証拠は確認されていないと発表しました。
ウクライナ軍は、ロシアが戦況に対する誤った認識を形成しようとしているとし、これは政治的操作であり、ウクライナとその支援国への圧力を目的とした報道であると批判しています。
また、クルスクの部隊はロシアの攻撃を受けて再編成し、より有利な防衛拠点に撤退したため、包囲の危険はないとしています。
ISWは、プーチン氏が米国の停戦案に対する自身の言い逃れから目をそらすために、疑わしい主張を展開していると指摘しています。
ウクライナは11日にサウジアラビアで米当局者との会談で停戦案に同意しましたが、プーチン氏はその後、合意は「完了していない」と述べ、あいまいな態度を示しています。
ISWは、プーチン氏がトランプ氏と交渉できる合理的で慈悲深い指導者として自らをアピールし、停戦案の拒否から目をそらそうとしていると分析しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/36c8c46c0f2bebcbe453355f51801d7269e6095d
コメントの内容では、ウクライナとロシアの戦況に関する情報戦の複雑さが強調されていました。
特に、メディアが戦争の情報をどのように扱っているかが議論され、第三者が情報に翻弄される様子が描かれていました。
多くのコメントが、ウクライナ軍の撤退や敗北を事実として捉え、特に「転進」と表現された行動が実質的な敗走であると指摘していました。
また、ウクライナ側の情報発信に対する疑念も多く寄せられ、ゼレンスキー大統領の発言が過去の事例と矛盾しているとの意見も見受けられました。
さらに、トランプ氏の発言がロシアのプロパガンダに加担しているとの懸念もあり、彼の行動が西側の情報を歪めているとの指摘がありました。
戦局に関しては、米国の衛星情報が真実を示す可能性があるとする意見や、ロシア軍の包囲状況についての不確実性が語られ、クルスクの戦況が今後の戦局に与える影響についても様々な見解が示されていました。
全体として、戦争における情報の信憑性や、各国の政治的駆け引きが重要なテーマとして浮かび上がりました。