ミサイル発射時の「FOX」コードの意味と背景を解説。多国籍軍での誤解を避けるための重要なコミュニケーション手段です。
「FOX1」、「FOX2」、「FOX3」といったコードは、発射するミサイルの種類を示す略式コードであり、NATOの加盟国が使用する「NATOフォネティックコード」に由来しています。
このコードは、言語が異なる多国籍部隊が誤解なく重要な情報を伝達するために開発されました。
具体的には、FOX1はセミアクティブレーダーホーミングミサイル(例:AIM-7「スパロー」)、FOX2は赤外線誘導ミサイル(例:AIM-9「サイドワインダー」)、FOX3はアクティブレーダーホーミングミサイル(例:AIM-120「アムラーム」)を指します。
これらのコードは、誤射を防ぐための注意喚起としても機能しており、特に1960年代に登場したF-4戦闘機から始まったとされています。
また、NATO以外の西側同盟国でもこのコードが使用されており、アメリカと関係の深い国々も同様のスタイルを採用しています。
一方、ロシアなどの東側陣営では、こうしたコードは存在せず、発射方法を直接的に表現するスタイルが取られていますが、ウクライナ空軍はNATOスタイルを取り入れているといいます。
この記事は、軍事用語におけるコミュニケーションの重要性を示し、国際的な軍事協力の中での言語の役割を考察しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/83babd48a411c9bebdbb7f5174b9a9bb43ef0479
コメントの内容では、FOXコードの重要性やその意味について多くの意見が交わされました。
特に、航空無線におけるフォネティックコードの使用については、馴染み深いという意見があり、日本の空港でも用いられていることが指摘されていました。
また、ベトナム戦争に関する書物を読んだ経験を語るコメントもあり、フォックスワンやフォックスツーといった用語が多く使われるため、理解が難しいと感じた方もいたようです。
さらに、対空ミサイルの誤射を防ぐための呼称であることが述べられ、爆弾やロケット弾の際の呼び方についての疑問も生まれていました。
映画『インディペンデンス・デイ』でのフォックススリーの使用例が挙げられ、AAM以外でも同様の呼称が使われるのかという興味深い質問もありました。
また、ロシアのミサイル発射時の呼称についても触れられ、文化や言語の違いが影響していることが示唆されていました。
自衛隊における運用方法についての疑問や、日本語でのやりとりが傍受を防ぐかもしれないという意見もあり、様々な視点からの考察が見受けられました。
最後に、フォネティックコードを使ったメールアドレスの伝達が通じないことへの不満や、バトル漫画での必殺技の叫びとの類似性についても言及され、コメント全体としては、FOXコードに関する多様な意見が集まっていたことが印象的でした。
ネットコメントを一部抜粋
航空無線を聞いた事がある方には馴染み深いコードだと思います。
ベトナム戦争の空戦に関する書物を読んでいると、様々な用語が出てくるので、慣れないとちんぷんかんぷんになる。
対空ミサイルの誤射を防ぐためですか。
それなら、爆弾やロケット弾の時のかけ声は無いんですかね。
インディペンデンスデイではハープーンを発射する時にフォックススリーと言ってたけど、AAM以外でも呼称するのだろうか?
自衛隊などではどうなんだろ?むしろ日本語でやりとりした方が、傍受されても意味が通じなくてかえっていいかも。