評論家の石平氏が仙台での講演で、台湾有事の危険性と中国の覇権主義に警鐘を鳴らしました。彼は、ウクライナ情勢が台湾に影響を及ぼす可能性があると指摘し、日本もこの問題から目を背けてはいけないと強調しました。
彼は「習政権の国際戦略と米中関係」をテーマに講演し、特にロシアによるウクライナ侵攻が中国の台湾侵攻を後押しする可能性があると指摘しました。
石平氏は、中国の歴代指導者の戦略を振り返り、毛沢東の領土拡張主義が経済崩壊を招いた一方で、鄧小平が取った「韜光養晦」戦略が国力を高める結果をもたらしたことを説明しました。
しかし、習近平政権はその路線を捨て、再び覇権主義に回帰し、南シナ海の軍事拠点化を進めています。
このような状況に対抗するため、日米豪印の「クアッド」や米英豪の「AUKUS」といった安全保障枠組みが形成され、中国の「一帯一路」構想は勢いを失っていると述べました。
さらに、国内経済が厳しい状況にある中で、習政権が対外的な戦略を強化する可能性が高いことを警告しました。
石平氏は、台湾有事が日本にとっても重大な問題であると強調し、団結してこの脅威に立ち向かう必要性を訴えました。
彼の講演は、国際情勢の変化がアジア地域に与える影響についての重要な見解を提供するものでした。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/be6ba1df5c32eb74fcae191167608494aeb4d8d2
台湾有事が日本に及ぼす影響についてのコメントは多岐にわたり、特に日本の安全保障や経済に対する懸念が強く表現されていました。
多くの人々が、台湾が中国の影響下に置かれることが日本のシーレーンに深刻な脅威をもたらすと考えており、その結果、日本が存立危機に直面する可能性を指摘していました。
また、経済的な恫喝による影響や、国内での中国人の行動についても懸念が示されていました。
さらに、外交的な解決が難しい状況にあることや、中国の武力行使が現実味を帯びているとの意見も多く、特に尖閣諸島に対する脅威が挙げられました。
逆に、冷静な対応を求める声もあり、感情的な対立を避けるべきとの意見も見受けられました。
台湾問題は中国の内政問題であり、日本が関与しない方が国益にかなうとの主張もあり、双方の意見が交錯していました。
全体として、台湾有事に対する関心は高く、日本の未来に対する不安や期待が様々な形で表現されていたといえます。
ネットコメントを一部抜粋
台湾有事は日本有事。
万が一台湾がチャイナの魔の手に落ち、日本のシーレーンが脅かされることになれば、日本の存立危機と言っても過言ではない。
歴史認識の異なる国に対して、話し合いによる解決は不可能。
中国が武力行使に出るのは時間の問題である。
台湾有事、中国の脅威を口実にした軍拡政策には絶対に反対すべきだと警鐘を鳴らす必要がある。
冷静に日本の国益に適ったほうへ進むべきだと思う。
感情的になって中国と戦っても勝ち目はない。
台湾は中国の領土であり、日本は手を出さないほうが国益になるとの意見もあった。