坂本龍一さんの音楽監督としての活動を称える演奏会が開催され、ウクライナのバイオリニストが共同制作した楽曲が演奏された。坂本さんの反戦メッセージも強調され、音楽の力が再確認された。
要約すると2023年3月21日、東京・サントリーホールで「東北ユースオーケストラ演奏会2025」が開催され、故坂本龍一さんの音楽監督としての活動が称えられた。
この演奏会は、坂本さんが東日本大震災後に立ち上げたもので、今回が8回目の開催となる。
特に注目されたのは、ウクライナの若手バイオリニストイリア・ボンダレンコ(23)が来日し、坂本さんと共同制作した楽曲「Piece for lllia」を演奏したことだ。
この曲は、2022年のロシアによるウクライナ侵攻を受けて、坂本さんがボンダレンコに連絡を取り、彼の人道支援活動を支援する形で制作された。
ボンダレンコは、ウクライナの防空壕から演奏した映像をYouTubeで公開し、大きな反響を呼んだ。
坂本さんは、音楽を通じて反戦と平和のメッセージを伝え、「失ったものに対する懐かしさや鎮魂の思いが、音楽に込められている」と語っていた。
ボンダレンコは、坂本さんから受け取った楽曲に感謝し、演奏を通じて坂本さんが精神的な指導者であると感じたと述べた。
また、吉永小百合(80)が朗読を行い、ボンダレンコとの共演について感動を語った。
彼女は、音楽が強いメッセージを持っており、ウクライナや他の困難な状況にある人々に温かい気持ちを伝えることの重要性を訴えた。
坂本さんの音楽が持つ力と、それが生み出す感情の深さが、演奏会を通じて改めて感じられた。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5113d953735aa612d84fdbb792b9d803b7a7d941