Datadogは、国内外で成長を続けるオブザーバビリティプラットフォームを提供し、2025年にはクラウドセキュリティやAI機能に注力。パートナーシップ強化や新製品展開を通じて、日本市場でのプレゼンスを拡大する計画。
グローバルでのユーザー企業数は3万社に達し、前年比26%の成長を記録している。
日本市場でも、ユーザー企業数は2000社を超え、サブスクリプション売上は過去3年間で2倍に増加した。
2024年には、AWS、Azure、Google Cloud、Oracle Cloudの4大クラウドに対応し、特に「クラウドセキュリティ」「オンコール」「AI」に注力する計画だ。
社長の正井拓己氏は、Datadogを「名実ともにナンバーワンのオブザーバビリティベンダー」にすることを目標に掲げ、クラウドシフトに伴う日本市場の成長を牽引する意向を示している。
同社は、売上の約30%をR&Dに投資しており、これにより製品ポートフォリオは年々拡大している。
現在、23カテゴリの製品が提供されており、顧客の83%が2製品以上を利用している。
2025年には、オブザーバビリティの3本柱に加え、クラウドセキュリティ、オンコール、AIの6つの領域に注力する。
特に「オンコール」は、モニタリングからインシデント対応までを単一のプラットフォームで提供する機能であり、日本のユーザーからの需要が高い。
AI機能については、異常を自動検知する「Watchdog」や生成AIアシスタント「Bits AI」などを展開している。
さらに、2024年にはOracle Cloudの正式サポートを開始し、パートナーシップの強化も図っている。
特に金融や製造業での成長が顕著であり、顧客のコスト最適化やインシデント解決時間の短縮に貢献している。
2025年には、西日本地域をカバーする専門組織を設立予定で、関西地区でのパートナーシップも進めていく。
正井氏は、日本市場への継続的な投資とパートナービジネスの拡大を通じて、Datadogのトッププレゼンスを確立することを目指している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/387634c7c6a3ea71dc55c1f8d7c5a0127662866b