米国防総省が北朝鮮から送還された遺骨を分析し、長津湖で戦死したウィリアム・H・ホット中尉の身元を確認した。これは韓国戦争における重要な成果で、遺骨の保存状態が悪く分析に時間がかかった。
要約すると米国防総省は、北朝鮮が7年前に送還した韓国戦争の戦死者の遺骨を分析し、長津湖の戦いで戦死した米兵の身元を確認したと発表しました。
この発表は、現地時間の26日に行われたもので、確認されたのはウィリアム・H・ホット陸軍中尉で、彼はオハイオ州カヤホガ郡出身です。
ホット中尉は、1950年12月1日に北朝鮮咸鏡南道の長津湖の東側で戦死したとされています。
米国防総省によると、北朝鮮は2018年に米国に55箱の遺骨を送還し、その中には501柱の遺骨が含まれていました。
これらの遺骨は、戦争捕虜・行方不明者調査局（DPAＡ）が分析し、今回の身元確認に至りました。
北朝鮮からの遺骨送還は、トランプ大統領と金正恩委員長の首脳会談の合意に基づいて行われたもので、遺骨の保存状態が悪かったため、分析には長い時間がかかりました。
DPAＡによると、韓国戦争で行方不明となった米軍兵士は7490人以上おり、そのうち約5300人の遺骨は現在も北朝鮮に存在しています。
ヘグセス国防長官は、行方不明の作戦人員に対する責任を果たすことが国家の神聖な義務であると強調し、DPAＡの努力を称賛しました。
ホット中尉の身元確認は、55箱の中で100番目に確認されたものであり、特に新しいDNA検査方法が使用されたことも注目されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6695065455b400ad99dca535bd3b3ddb08380fde