北朝鮮はロシアと米国の接触再開を前向きに評価し、両国の関係強化を強調。非核化交渉の可能性は低いとの見解も示されています。
要約すると最近、ロシアのマツェゴラ大使が北朝鮮における米国との接触再開についての見解を述べました。
彼によれば、北朝鮮はロシアと米国の接触が再び行われることに対して非常に前向きな反応を示しており、特に米国のバイデン政権が中断していた接触の再開を評価しています。
これは、金正恩委員長とロシアのショイグ国家安全保障会議書記との2時間以上にわたる面談を通じて伝えられた情報に基づいています。
面談では、ウクライナ関連問題や軍事協力についても議論されました。
マツェゴラ大使は、北朝鮮がロシアと米国の接触をトランプ大統領の善意として解釈するのではなく、むしろロシアがウクライナを巡る西側勢力との対決において成果を上げていると捉えていると述べました。
さらに、北朝鮮はロシアとの密接な関係が米国との接触に影響を及ぼすことを全く憂慮していないと強調しました。
大使は、北朝鮮の指導部が米国との非核化交渉に関してはまだ具体的な接触提案を受けておらず、今後もその可能性は低いと予測しました。
ロシアは、北朝鮮との関係を深める中で、朝鮮半島の非核化はもはや実現不可能であるとの立場を明らかにしており、マツェゴラ大使は北朝鮮指導部が他者の仲裁を必要としていないことを強調しました。
最近のロシアと米国の接触においては、ウクライナの休戦範囲を拡大する合意がなされ、ロシア産の肥料や農産物の輸出に対する西側の制裁解除を条件として提示されました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b93585eab63aafd61fe7cc44d47b05887587fb14