トヨタ「セラ」は、1990年に登場したガルウイングドアを持つマイクロスーパーカーで、独特のデザインと高性能を兼ね備えたモデルです。デビュー当時の価格は160万円で、今もその魅力は色あせていません。
その特徴的なガルウイングドアは、1987年の東京モーターショーで発表されたコンセプトカー「AXV-II」に由来し、当時のトヨタの若手デザイナーによる自由な発想が反映されています。
セラのデザインは、前後のスタイルが変更されたものの、AXV-IIから受け継がれたキャノピー形状やリアハッチのデザインが印象的です。
特に、ドア上部までガラスが回り込む形状は、日本初の試みであり、オープンカーのような開放感を提供します。
また、温度変化に影響されないドア操作力温度補償ステーや、快適な温度を保つためのオートエアコンが標準装備されており、トヨタ品質の高さを示しています。
セラのパワートレインには、スターレット系のプラットフォームを使用しつつも、排気量1.5Lのエンジンを搭載。
走行性能向上のために、ABS装着車ではリアブレーキもディスク化され、専用チューニングが施されています。
さらに、セラ専用のデザインアルミホイールや特別に開発されたタイヤも装着されており、細部にわたるこだわりが見られます。
インテリアデザインもユニークで、スターレットの面影はなく、ビオラのような形状のシートが採用されています。
デビュー当時の価格は160万円からで、現在では非常にリーズナブルな価格とされ、セラは今なお唯一無二の魅力を持つモデルとして注目されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/56c9e33c7c02844eea9f9bc3a07e0ba163ee3ff8
トヨタのセラに関するコメントでは、乗った経験や思い出が多く語られました。
特に、天井までガラスのデザインがもたらす夏の暑さや冬の雪の影響についての意見が多く見られました。
乗っていた方は、夏場は「灼熱地獄」と感じたものの、オプションのパネルを使うことで幾分改善されたと述べていました。
また、雪が積もる地域では、屋根の雪を退けないとドアが開かないという不便さもあったようですが、それも良い思い出として語られていました。
さらに、セラのドアの種類についての誤解を指摘するコメントもあり、バタフライドアとガルウィングドアの違いについて詳しく説明されていました。
セラが持つ独特なスタイルやデザインは、当時のエポックメーキングな存在として評価されており、特に「遊び心満載のクルマ」としての魅力が再認識されていました。
中には、今ではあまり見かけないが、当時は手に入れるのが難しかったという意見もあり、セラに対する愛着や懐かしさが感じられました。
全体を通して、セラはただの車ではなく、多くの人にとって特別な思い出や経験をもたらした存在であったことが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
この車確かに天井までガラスで、夏は温室の中のようで灼熱地獄でした。
セラはバタフライドアだよね。
ガルウィングは間違いです。
当時のCMの曲がとてもかっこよくて、欲しいなと思い続けていました。
色んな意見もあると思うけど、この車は当時のエポックメーキングな車でした。
今では、殆ど見ない車になってしまいました。