ドイツの政治が混乱する中、トランプ前大統領の復活が欧州に与える影響が懸念されています。ショルツ首相が財務相を解任し、連立政権が崩壊の危機に直面しています。
オラフ・ショルツ首相は、経済政策を巡る対立から自由民主党(FDP)のクリスティアン・リントナー財務相を解任し、FDPは連立政権から離脱しました。
この動きは、来年9月の連邦議会選挙の前倒し実施を巡る焦点となっています。
トランプ氏の米国での圧勝は、ウクライナへの支援縮小を引き起こし、ドイツの経済状況をさらに厳しくする可能性があります。
ドイツは、ウクライナ戦争やインフレの影響で経済が縮小し、政治的な不安定さが増しています。
ショルツ首相は、リントナー氏の解任に際し、彼が利己的な行動を取ったことを非難し、連立政権の信任投票を来年1月に行う計画を示しました。
さらに、最大野党であるキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)は支持率が30%を超え、極右政党「ドイツのための選択肢」とともに早期解散を求めています。
ドイツ経済は、ウクライナ戦争の影響でロシア産天然ガスの輸入が困難になり、名目GDPで日本を抜いて世界3位になったものの、実態は厳しい状況です。
特に、自動車メーカーのフォルクスワーゲン(VW)の業績が悪化し、工場の閉鎖が避けられない状況にあります。
このような中、欧州の政治もトランプ復活の影響を受け、右旋回が進んでいることが懸念されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f4a7238ea7d725dbfaa8197149481d295d59ef78
コメントでは、トランプ復活が引き起こす欧州政治の混乱やドイツの危機に関して、さまざまな意見が寄せられました。
特に、権威主義体制の拡大に対する懸念が強く、プーチン政権下のロシアが保守の理想郷のように見えるとの指摘がありました。
権力の集中や伝統的価値観の重視が求められる中で、労働者の権利や環境保護が無視されている現状に対する批判も見受けられました。
また、ハンガリーのオルバン首相がドイツの状況を「自分の肺を銃で撃った」と表現したことが、実際に現実となっているとの意見もありました。
このように、ドイツ経済の厳しい実態や日本との比較がなされ、政治的な方向性に対する意見が交わされました。
さらに、国内の政治に対しても、右旋回を求める声が上がっており、特に自民党に対する批判が強調されていました。
全体として、欧州の政治情勢やドイツの未来に対する不安が広がっていることが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
右旋回というより「東旋回」って気がする。
EUで除け者にされてるハンガリーのオルバンが、1年くらい前だったと思うが「ドイツは自分の肺を銃で撃った。
重体だ」と言っていたよね。
これが名目GDP(国内総生産)で日本を抜いて世界3位になったドイツ経済の実態だ。
日本も右旋回して欲しい。
プーチンにはみんながだいすきな要素が詰まってる。