フィリピンの香村サムエルさんが日本国籍を回復。父の親族との対面を経て、無国籍状態から脱却。沖縄の親族と喜びを分かち合うも、無国籍者は依然400人近く残る。
サムエルさんは、太平洋戦争中に亡くなった日本人の父、赤比地勲さんの親族と対面し、戸籍を新たに作る「就籍」が那覇家裁に許可された。
赤比地勲さんは戦前にフィリピンに渡り、現地で死亡したため、サムエルさんは長年無国籍状態だった。
戦前の国籍法により、父親が日本人であれば子どもも日本国籍を持つはずだったが、戦死や強制送還の影響で多くの残留2世が手続きを行えずにいた。
サムエルさんは昨年12月に沖縄を訪れ、父の出身地で情報提供を求めた結果、赤比地家から改姓した香村家にルーツを持つ親族が名乗り出た。
これにより、親族の証言をもとに父子関係が証明され、日本国籍の回復が実現した。
サムエルさんは「日本国籍が回復できてうれしい、とても幸せだ」と語り、沖縄に住む親族たちはサムエルさんとの交流を深めるためにフィリピンを訪問し、国籍回復の喜びを分かち合った。
しかし、フィリピンには現在も日本にルーツを持つ無国籍者が約400人残っており、彼らの状況は依然として問題視されている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/edc8f19b00f5af607c4ffcac310c13f9337ec175
フィリピン残留2世の日本国籍回復に関するコメントは、さまざまな視点から意見が交わされていました。
多くの人が無国籍で過ごしてきたことに対する悲しみを表現し、そのような状況がどれほど辛いものであったかを想像していました。
また、親族が名乗り出てくれたことに感謝する声もあり、幸運なケースとして捉えられていました。
さらに、終戦後に東南アジアに残った日本兵の子孫に対して、本人が望むなら国籍を与えるべきだとの意見もあり、国籍取得の重要性が強調されていました。
歴史的な背景を踏まえた上で、適切な対応が求められるとの意見もあり、今後の政策に期待が寄せられていました。
加えて、DNA検査の重要性が指摘され、証明が必要であるとの意見もありました。
国籍回復に伴う生活保護の問題についても議論があり、日本で納税してきた人々との格差についての懸念が示されていました。
全体として、フィリピン残留2世の国籍回復は複雑な背景を持つ問題であり、今後の動向に注目が集まっていました。
ネットコメントを一部抜粋
無国籍で戸籍もマイナンバーがない人生を送ってきたというのは悲しいですよね。
名乗り出てくれる親族がいて幸運でした。
終戦となっても東南アジアに残った日本兵は多い。
DNA検査をして最終確認をとってください。
日本に強制連行されたと主張する外国由来の方々も、この件を見習って母国人としての地位を回復してほしい。