トム・クルーズ主演の映画『卒業白書』に登場したポルシェ928がオークションに出品。価格は約2140万~2750万円で、映画ファンや自動車愛好家から注目を集めています。
このポルシェ928は、現在の価格が14万ドルから18万ドル(約2140万円から約2750万円)と、意外にもリーズナブルな設定となっています。
オークションは、アメリカのモントレー・カーウィークの一環として、名門ボナムズ社によって開催される「The Quail 2024」で行われます。
映画やテレビドラマに登場する車両は、その作品や出演俳優の影響で価格が大きく変動するため、注目が集まります。
ポルシェ928は、1970年代にポルシェが初めて手がけた高性能グランドツアラーであり、ドイツ語で「Auto das Jahrzehnts」と称されるなど、当時の自動車業界においても特別な位置を占めていました。
ポルシェは、911シリーズの売上が減少する中で、ラグジュアリーなツーリングカーの開発を模索しており、928はその流れの中で誕生しました。
エンジニアたちは、ミッドシップやリアエンジンのレイアウトを検討したものの、後席スペースや排気音の問題からフロントエンジン+後輪駆動のトランスアクスルレイアウトを選択しました。
このポルシェ928のオークション出品は、映画ファンや自動車愛好家にとって大きな注目を集めるイベントとなるでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0cb7bdbb8b0ea2003033f4b5d364983202783481
トム・クルーズが映画で使用したポルシェ928がオークションに出品されたことに対して、ネットのコメントでは多くの反響がありました。
ポルシェ928はFRモデルで、911の後継車として開発されたものの、911ファンからは「ポルシェではない」との声があったため、評価が低かったという歴史がありました。
しかし、928には新開発の水冷式V8エンジンやトランス・アクスル、さらには4WSの先駆けとなる技術が搭載されており、ハンドリング性能は当時の911を上回っていたとの意見もありました。
ポルシェ928はその性能の良さから、一時期は日本で安価に売られていたものの、最近ではその希少性や性能の再評価が進み、価格が高騰しているとのことです。
その一方で、928の独特なデザインや存在感を好む声もあり、旧車市場での人気についての意見も見受けられました。
特に、928の「スライム顔」という愛称を持つデザインに対する愛着を語るコメントもありました。
過去に映画での使用が特別なプレミアを付けなかったことについての意見もあり、一般的な中古車として扱われていたことが指摘されました。
また、928のオークションに出品されることを機に、他の名車の価格についての予想も行われており、興味深い意見が飛び交っていました。
全体的に、928に対する愛着や評価が再燃している様子が伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
ポルシェ928は911に代わるフラッグシップとして開発されたが、不遇なモデルだった。
新開発の水冷式V8エンジンや最新技術が搭載されていた。
最近は希少価値が見直され、高騰し始めている。
928の独特なデザインを好む声も多かった。
映画での使用が特別なプレミアを付けなかったという意見もあった。