飲料業界の5社が物流問題やGHG削減、食品ロスに協働で取り組む研究会を発足。持続可能な社会の実現に向けた重要なステップが期待される。
要約すると飲料業界の大手5社、アサヒ飲料、伊藤園、キリンビバレッジ、コカ・コーラ ボトラーズジャパン、サントリー食品インターナショナルは、2023年11月21日に「社会課題対応研究会」を発足し、物流問題や温室効果ガス(GHG)削減、食品ロスなどの社会課題に協働で取り組むことを発表しました。
この研究会は、特に「物流2024年問題」による輸送能力不足や、事業活動に伴うGHGの増加、食品ロスの問題が、持続可能なビジネス環境を構築する上での大きな障壁となっていることを背景に設立されました。
各社は物流の効率化や環境負荷の少ない輸送手段の導入、サプライチェーン全体の効率化を通じたGHG削減、最適な在庫管理による食品ロス削減を目指しています。
発表会では、各社のリーダーがこの取り組みの意義を強調し、非競争分野での連携が企業間の重複や非効率を防ぎ、より広範なインパクトをもたらすと述べました。
特にアサヒ飲料の米女社長は、単独での取り組みには限界があることを指摘し、業界全体での持続可能性を追求する必要性を訴えました。
この研究会は、月に1度以上の会議を通じて具体策を模索し、知見を業界全体に共有することを予定しています。
今回の取り組みは、飲料業界が消費者や地域社会、地球環境に対する責任を果たすための重要なステップであり、持続可能な社会の実現に向けた大きな一歩となることが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/df71cec75d9f4ea682b543a2e426d7a36e067b51