セイコーマートの成長を支えた三大事件とは、集団脱退事件、ジンギスカン事件、レジスター事件で、これらが独自路線の確立に寄与した。
セコマの赤尾洋昭社長は、同社の成長を支えた三つの重要な事件について語っている。
まず、「集団脱退事件」は1981年に発生し、セコマが店舗数約100を達成した際、約20の加盟店が大手スーパー傘下のコンビニに引き抜かれるという出来事であった。
この事件は、セコマにとって大手チェーンとの差別化を意識させるきっかけとなった。
現在、セイコーマートは北海道に1093店舗、茨城県に89店舗、埼玉県に9店舗を展開し、総店舗数は1191店舗に達するが、その約8割は子会社が運営しており、加盟店比率は2割程度にとどまっている。
加盟店の高齢化が進んでおり、個人商店の減少が背景にある。
次に、ジンギスカン事件は1970年代に起こり、ある精肉店がセコマの加盟店にジンギスカンを卸していたが、他社のスーパーにも卸すようになり、セコマの販売が困難になった。
この経験から、他社ブランドを扱うことのリスクを認識した。
最後に、レジスター事件は1980年代に発生し、セコマが独自のレジシステムを開発するきっかけとなった。
大手システムベンダーと共同で開発したが、そのノウハウが他社に流用される事態が発生した。
これを教訓に、セコマは1984年に自社の情報システム開発部門を設立し、自社製造のレジに切り替えることで、競争力を強化していった。
これらの事件は、セコマの自前主義を強化し、独自のビジネスモデルを確立する上で重要な役割を果たした。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/44a94600e894f0bb3290775d25e7c27e35c7d10e
セイコーマートに関するコメントでは、北海道におけるセコマの強さや独自の商品展開が多くの支持を集めていることが語られていました。
特に、地元の食材を使った乳製品やおにぎり、スイーツなどが人気で、SDGsの考え方を取り入れた地産地消の取り組みも評価されていました。
また、実際に店舗を訪れた際の体験談が多く、他の大手コンビニと比較してセコマが賑わっている様子が印象的だったという意見もありました。
さらに、過去にセコマでアルバイトをしていた方からは、店舗改装や新たな出店の様子が伝えられ、セコマの成長を身近に感じたという声もありました。
茨城県での利用者からは、地域に応じた商品ラインナップの工夫についても言及されており、セコマが地域に根ざしたコンビニであることが強調されていました。
全体的に、セイコーマートは北海道だけでなく、他の地域でもその魅力を発揮していることが伝わってきました。
ネットコメントを一部抜粋
セコマの豊富の乳製品やプリン、シュークリームが大好きです。
セコマにはたくさんお客さんが来ていて、大手コンビニにはあまりお客さんが入っていなかったのを見ました。
大学時代セイコーマートでアルバイトしていたが、店内改装で看板が変わってしまった。
茨城県では「おせんべい」の需要が高いので、店舗では豊富なラインナップがあったとのこと。
高校卒業までの四年間、北海道で暮らしていて、バス停前の店舗は真冬のシェルターでもあった。