KTMが経営悪化の中、レッドブルによる救済の噂を否定。MotoGPへの影響はないと強調。
上半期の売上が27%減少し、今後の成長も見込めない中、KTMは309人の従業員を削減し、さらに200人の雇用も削減することを決定しました。
2025年には最大300人の削減が予想され、生産ラインも半減する見込みです。
これに伴い、従業員には有給での自宅待機が指示されることになります。
KTMは資金調達に動いている中、レッドブルが救済に乗り出すのではないかという情報が流れましたが、KTM側はこれを否定しています。
KTMのCEOは、レッドブルとの間で救済に関する話し合いは行われていないと明言し、MotoGPプログラムへの影響はないと強調しました。
KTMのモータースポーツディレクターは、全ての参戦シリーズに残る意志を示し、パートナーやスポンサーからの支援も受けていると述べています。
KTMは過去20年以上にわたり、モータースポーツを成功の鍵としており、レースに勝つことでモーターサイクルの販売を促進してきました。
困難な状況にあっても、KTMは団結してこの危機を乗り越える覚悟を持っているとしています。
2024年シーズンで7年目を迎えるKTMは、表彰台には上がるものの、優勝からは遠ざかっており、最後の勝利は2022年のタイGPまで遡ります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6f813b9db60925176ffe570494a591e64aae41e1
KTMの経営危機に関するコメントでは、同社が直面しているさまざまな課題が指摘されていました。
特に、KTMジャパンが新車の大幅な値引きキャンペーンを行っていることが話題に上がり、在庫処理の必要性が強調されていました。
製品自体は魅力的であるものの、万人向けのモデルが少ないため、売上が伸び悩んでいるとの意見がありました。
また、オーストリアにおける人件費の急上昇が、車体価格に影響を及ぼし、ディーラーが在庫を抱える厳しい状況を生んでいることも指摘されました。
一方で、MotoGPにおけるアコスタ選手の活躍が期待されていることや、スズキの復帰の可能性が示唆されるなど、ポジティブなコメントも見られました。
しかし、経済の不況や他のメーカーの予算削減の影響も懸念されており、全体的にはネガティブな情報が多かったようです。
KTMのモータースポーツへの参入の広がりが過剰だったのではないかとの意見もあり、経営の立て直しが急務であるとの声が多く聞かれました。
さらに、バイクの販売が伸び悩んでいることや、コストの問題、販路の拡大過多が在庫過剰を招いているとの指摘もありました。
MotoGPからの撤退を心配する声も多く、KTMの今後の動向に注目が集まっていました。
全体として、経営危機に対する懸念とMotoGPへの影響を心配するコメントが多く寄せられていました。
ネットコメントを一部抜粋
KTMジャパンでも新車の大幅な値引きキャンペーンなど抱えている在庫を処理しているようですね。
オーストリア特有の背景として、人件費が近年30%も上昇しているというのがあるようですね。
欧州不況が原因と言われていますね。
ここまで手広くモータースポーツに参戦しているメーカーは、他にはホンダくらい。
稼ぎになるロードバイクがなかなか売れてないからねぇ。