KDDI、日本航空、JR東日本などが医薬品のドローン配送実証を実施。廃棄ロス削減と効率的な供給を目指す。
要約するとKDDI、日本航空(JAL)、JR東日本など6社は、医薬品をドローンで配送するビジネスモデルの社会実装に向けた実証実験を東京都西多摩郡檜原村で実施しました。
この実証は、2022年5月から始まった「ドローン物流サービスの社会実装促進に係る実証プロジェクト」の一環で、2024年度に最終年度を迎えます。
プロジェクトの主な目的は、医薬品の在庫管理を効率化し、特に使用頻度が少ない稀用医薬品の廃棄ロスを減少させることにあります。
通常、医薬品は各病院で備蓄されて使用されますが、使用期限による廃棄が問題視されています。
ドローンを活用することで、緊急医薬品の配送を効率化し、病院への供給サービスを向上させることを目指しています。
実証は、檜原診療所と特別養護老人ホーム桧原サナホーム間の約2.4kmの距離で行われ、物流用ドローンが自動操縦で稀用医薬品を配送しました。
運航はレベル3.5(無人地帯での目視外飛行)とレベル4(有人地帯での目視外飛行)の2つの飛行方式を用いて行われ、特にレベル3.5では1人の操縦者が2機のドローンを同時に運航する効率性を検証しました。
レベル4では、都心部でのサービス実証を視野に入れ、運航に関わる者にCRM訓練を実施し、安全性の向上を図りました。
実証の結果、構築した手順と体制が問題なく運用でき、安全性と配送効率の向上が確認されました。
また、医薬品配送の発注から納品までの一貫したフローを検証し、実装に向けた体制を整えました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f7688c18b8cb5fc35e053a07b7583adec3e47dd1