ホンダは次世代燃料電池システムを2027年に量産化し、コストを6分の1、耐久性を4倍に向上させる計画。商用車や定置電源などの用途拡大も目指し、業界全体で水素技術の協業が進んでいる。
この新しいFCシステムは、第1世代と比較してコストを6分の1以下に抑え、耐久性は4倍以上に向上させることを目指している。
これにより、燃料電池車(FCV)の競争力を高めるだけでなく、商用車や建設機械、定置電源など、さまざまな用途にも展開する計画だ。
現在の第2世代FCシステムは新型FCV「CR-V e:FCEV」に搭載されており、コストは第1世代の3分の1以下、耐久性は2倍以上に改善されている。
第3世代はさらにコストを半減し、耐久性を2倍以上に引き上げる予定だ。
第2世代は米ゼネラル・モーターズ(GM)と共同開発されたが、第3世代はホンダが自社単独で開発・生産する方針に変更された。
自動車業界全体では、環境規制への対応として電動化が進んでおり、トヨタ自動車とBMWがFCシステムの共同開発を発表するなど、協業が進展している。
BMWは2028年にFCVの量産を開始する計画で、両社は水素インフラの拡充にも取り組む意向を示している。
また、GMと現代自動車も水素技術の共同開発を検討中で、FCVの普及を促進するための協力を進めている。
現代自動車はすでにFCVを量産しており、今後も新型FCVの発売を予定している。
水素社会の実現に向けて、各社が競争力を高める努力を続けている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/864c45ca05c1ca0118a50d3a916b6e6c645addf4
ホンダの次世代FCシステムに関するコメントは、燃料電池のコスト、資源問題、電気自動車との比較、業界動向に焦点が当てられていました。
多くのコメントでは、燃料電池がレアメタル、特に白金を使用するため、大量生産が進むと資源価格の高騰が懸念されると指摘されていました。
トヨタやカワサキが水素エンジンの開発を進めていることも言及され、レアメタルの使用量を減らすか、使用しない燃料電池の開発が今後の鍵になるとの意見がありました。
また、燃料電池と全個体電池の併用が使い勝手は良いものの、居住スペースの削減が課題だという声もありました。
さらに、ホンダのFCVの価格が高く、システムコストの削減が進んでも車両価格が大して下がらないとの懸念も寄せられました。
水素ステーションの少なさが選択肢を狭めているという意見や、ホンダの技術方向性に対する疑問もありましたが、他方で水素エネルギーの開発に期待を寄せる声も見受けられました。
全体として、ホンダのFCシステムに対する期待と懸念が入り混じったコメントが多く寄せられていました。
ネットコメントを一部抜粋
燃料電池はレアメタル(特に白金)を使用するので、大量生産すると資源価格が高騰してコストが大幅に上昇する。
次世代の車はこの方式が確定的となれば、その技術に全振りできるだろうけどね。
クラリティからシステムコストを1/3にしたはずがCR-Vは800万円!というびっくり価格だからね。
あの水も何かに活用できないものか思わず頭をひねってしまいました。
いくら素晴らしい車が出来ても水素ステーションが少なすぎて選択肢に入らない。