アムネスティがイスラエルのガザでの行為を「ジェノサイド」と指摘し、国際社会に警鐘を鳴らす報告書を発表。無差別攻撃や人道支援の妨害が問題視されている。
報告書は296ページにわたり、イスラエルが国連の「ジェノサイド条約」で禁止されている行為を3つ犯したと指摘している。
具体的には、パレスチナ人に対する大量殺害や、身体的・精神的危害を加える事例が多数挙げられ、ガザの住民に対して故意に厳しい生活条件を課したと結論づけている。
アムネスティの事務総長アニエス・カラマール氏は、イスラエルがガザのパレスチナ人を人間以下の存在として扱い、物理的に彼らを破壊する意図を持っていると指摘した。
報告書は、無差別の空爆や地上攻撃、民間施設の破壊、集団避難の強制、人道支援の妨害についても言及し、これらの行為が国際法に違反していると強調している。
特に、2023年10月7日以降の軍事作戦にはジェノサイドの意図があったと断言している。
一方、イスラエル軍は国際法の範囲内で行動していると反論している。
アムネスティはまた、ガザのイスラム組織ハマスにも責任があるとしつつも、イスラエルが民間人を守る義務を果たすべきであると強調した。
報告書は、ガザの人道状況が悪化しており、住民の生活が崩壊寸前であることを訴え、国際社会に対して警鐘を鳴らしている。
特に、米国や欧州連合などの武器供給国に対し、イスラエルの行為を直ちに止めるよう求めている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/8e920ec4f921c1432fdddef55e9af7e85c31005e
コメントでは、アムネスティが指摘したイスラエルのジェノサイドに関するさまざまな意見が寄せられていました。
特に、15歳以下の子供を含む多数の犠牲者が報告されており、その数は1万人以上に上るとの指摘がありました。
これに対して、ジェノサイドの定義に照らし合わせて、国際法に基づく責任が問われるべきだとする意見が多く見られました。
また、イスラエルの攻撃による直接的な死者だけでなく、飢餓や医療不足による間接的な死者が多いことも強調されており、これらの問題が長期的な人道的危機を引き起こしていると懸念されていました。
さらに、ハマスの行動にも触れ、民間人を危険にさらす責任を認めつつも、イスラエルが国際人道法に基づいて民間人を守る義務を果たすべきであるという意見が多かったです。
歴史的背景に基づく議論もあり、過去の虐待被害者が加害者となる循環についての考察も見られました。
全体として、停戦や人道的支援の必要性を訴える声が強く、複雑な状況を理解しようとする姿勢が伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
15歳以下の子供に限っても1万人以上殺してるのにジェノサイドでないわけがないものな
攻撃による直接死より飢え死等による間接死の方が多いと書かれていた。
アムネスティは、パレスチナの住民の安全を保障したうえで、ハマスの排除ができる方法があるならいうべきである。
報告書を読んでいるだけで苦しい。
けれど、実際に虐殺に晒された人々の痛みと苦痛は想像を絶するだろう。
過去から今日、未来へ鏡のように反射する異民族・異宗教憎悪の円環。