JR東日本が2026年3月に運賃を値上げし、初乗りが155円に。特定区間が廃止され、全体的に運賃が上昇する見込み。
この改定は、消費税引き上げやバリアフリーに関する改定を除くと、1987年の会社発足以来初めての値上げとなります。
新しい運賃では、首都圏の「電車特定区間」と「山手線内」の運賃が「幹線」に統合され、普通運賃は切り上げ方式に変更されます。
このため、全線の普通運賃と通勤定期運賃が値上げされ、特に幹線が4.4%、地方交通線が5.2%、電車特定区間が10.4%、山手線内は16.4%の値上げとなります。
初乗り運賃は147円から155円に上がり、山手線内の運賃も現行の146~178円から155~209円に増加します。
また、私鉄との競合区間の特定区間の運賃は一部を除いて廃止され、東京~熱海間では運賃計算が変更されるため、東海道新幹線と東海道線で異なる運賃が適用されます。
通学定期運賃は家計への配慮から据え置かれますが、特定区間と山手線内は値上げの影響を受けます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d2d0b74b8d937ad80a1294c136752a15b86b3660
JR東日本の2026年運賃改定についてのコメントでは、値上げが特に都内での私鉄への転移を促す可能性があるとの意見が多く寄せられました。
具体的には、東京から池袋への運賃が210円から260円に引き上げられることを受けて、利用者がメトロにシフトする可能性が指摘されました。
また、運賃制度自体が国鉄時代からの複雑さを抱えており、単一の距離通算制度への改定が求められるとの声もありました。
特に埼玉県内の運賃制度が不公平であるとの指摘もあり、これについては埼玉県知事がJR東日本に直談判したが、改善は見られなかったとのことです。
さらに、特定区間の廃止や運賃の引き上げが鉄道利用に与える影響について懸念が示され、特に鉄道の利用が少ないローカル線での値上げが鉄道離れを引き起こすのではないかとの意見もありました。
全体的には、利用者の負担増に対する不満や、運賃値上げが私鉄に逃げられる要因になるのではないかという懸念が強く表れていました。
ネットコメントを一部抜粋
この値上げは、場所によってはかなり値上げになり、都内ではメトロへの転移が進みそうに思いました。
運賃制度が複雑になっていると感じ、都市地方関係なく単一の距離通算制度になるのではないかと思いました。
運賃が割安な「電車特定区間」は不公平感があり、改善が求められていたが変わらなかったとの意見がありました。
特に私鉄や地下鉄と競合している区間は値上げでますますJRからシフトされそうだと感じました。
利用客が減っているのにサービスは維持しろというのは難しいと考えられていました。