インドの中央銀行総裁が「脱ドル化」を否定し、BRICS共通通貨の導入についても決定がないと発言。トランプ氏の関税警告にも反応。
彼は、インドが新興国グループBRICSの共通通貨を導入する意向を持っていないと強調し、特定の状況下でのリスクを軽減するために現地通貨建ての貿易協定を結んでいると説明しました。
これは、トランプ次期米大統領が新興国が米ドルに対抗する通貨を創設した場合、100%の関税を課すと警告したことを受けた発言です。
ダス総裁は、単一の通貨に依存することがもたらす価値変動のリスクを指摘し、インドの貿易政策が「脱ドル化」を目的としていないことを強調しました。
また、BRICS通貨の導入については、いくつかのメンバーから提案があったものの、具体的な決定には至っていないと述べました。
BRICSはブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの5カ国から成り立ち、最近ではエジプト、エチオピア、イラン、アラブ首長国連邦も加わりました。
ブラジルのルーラ大統領は、BRICS諸国に対して国際貿易におけるドルに代わる通貨の創設を呼びかけており、最近のBRICSサミットではプーチン大統領が共通紙幣を持っている姿が報じられました。
トランプはBRICS通貨のアイデアを強く非難し、もし新興国がそのような通貨を導入すれば、すべてのBRICS加盟国からの輸入品に対して100%の関税を課すと警告しました。
彼は、BRICSが米ドルを置き換えることは不可能であり、試みる国は米国との関係を断つべきだと述べました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/33c2aeaf112a98c5e095b5f6eac93008cf29e2a3
このニュースに対するコメントは、インドの脱ドル化計画否定とトランプ氏の警告に対して多様な意見が寄せられていました。
多くのコメントは、アメリカの経済状況やドルの影響力に対する懸念を表明しており、特にアメリカの公的債務が膨らんでいることや、ドルの基軸通貨としての地位が揺らいでいることを指摘する声が多かったです。
過去のデータを引き合いに出し、アメリカが戦後の経済支配から脱却しつつあると考える人々が多く、特に中国やBRICS諸国との経済的連携が進んでいることが強調されていました。
また、トランプ氏の「アメリカファースト」政策に対する懸念もあり、関税政策が周辺国に与える影響についても言及されていました。
全体として、脱ドル化の流れは止められないという意見が多く、国際的な経済の変化に対する関心が高まっていることが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
だから、日本人はアメリカの現状知らないからのほほんとトランプ支持出来るのよ
よっぽどトランプは危機感を抱いているのでしょうから、刺激せずともBRICS経済圏にて自国通貨による貿易を粛々とやれば良いだけでしょう
関税はかなり諸刃の刃の政策なので、ある程度の国は相手国に対して結局自国への影響がデカすぎてその被害を天秤にかけてやらないだろうと読みあってるところがある。
脱ドルって当たり前だろ。
アメリカの借金5000兆円。
こんなになるまでメチャクチャやって居たって事。
トランプはアメリカファーストを掲げて中国だけでなく同盟国の日本にも関税かけようとしているようですから、わざわざ脱ドル計画なんてしなくても自然に脱ドルになっていくと思います。