フォードのマスタングGTDがニュルブルクリンクで6分57秒685を記録し、アメリカ車として初の7分切りを達成。CEOはさらなるアップグレードを約束し、今後の挑戦に意欲を示しています。
このタイムは、ダッジの「バイパーACR」が持っていた7分01秒30の記録を4.3秒上回るもので、アメリカ製量産車として初めて7分の壁を破ったことが大きな話題となっています。
マスタングGTDは、GT3の技術を応用した公道用のレースカーで、最高出力815psを誇る5.2L V8スーパーチャージャーエンジンを搭載。
ボディはほぼカーボンファイバー製で、価格はマスタング史上最も高価な30万ドル(約4500万円)です。
実際のタイムは8月7日に記録されたもので、フォードはこの成果をしばらく公表しなかったようです。
ドライバーのディルク・ミュラーが2年にわたる開発を経てこの記録を達成しました。
マスタングGTDのラップタイムは、ランボルギーニ「アヴェンタドール スーパーヴェローチェ」やフェラーリ「296 GTB」を上回り、ポルシェ「918スパイダー」と同等です。
しかし、フロントエンジンの市販車としての記録には、メルセデスAMG「GTブラックシリーズ」の6分43秒61や、メルセデス「AMG One」の6分29秒09には及ばないため、さらなるアップグレードが必要です。
フォードのCEO、ジム・ファーリー氏は、マスタングGTDがまだまだ挑戦できる余地があると語り、2025年にはさらに周回を重ねることを約束しています。
彼は「ニュルブルクリンク7分未満で周回できるクルマを製造した初の米国自動車メーカーであることを誇りに思いますが、満足していません」と述べており、今後のさらなる進化が期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/1f1d0f45b251a84d61d17c49ad497efd336eb391
マスタングGTDがニュルブルクリンクでの最速記録を更新したことに対するコメントは多岐にわたり、特にアメリカ車の性能に対する驚きと称賛が目立ちました。
コメントの中には、マスタングが元々学生向けのリーズナブルなスポーツカーであったことを指摘し、その進化がいかに素晴らしいかを語るものがありました。
また、他の高級車と比較しても、その速さが際立っていることに感心する声もありました。
特に、フォードがF1のタイムに近い記録を出したことに対しては、アメリカ車の進化を実感し、誇りに思うコメントが多く見られました。
さらに、ニュルブルクリンクのタイムはドライバーの技術にも依存するとの意見があり、マスタングの性能だけでなく、運転技術の重要性も強調されていました。
一方で、「アメ車じゃ無理」という意見もあり、アメリカ車に対する期待と疑念が入り混じった反応も見受けられました。
このように、マスタングGTDの記録更新は多くの人々に影響を与え、アメリカ車への関心を再燃させる結果となったようです。