北朝鮮の「暴風軍団」がロシアに派兵され、韓国の米国人を人質にする計画があることが判明。実戦能力には課題が残るが、特殊作戦部隊の強化を狙う動きも見られる。
この部隊は、北朝鮮が2013年に公開した「3日戦争」シナリオにおいて、韓国の主要都市に滞在する米国人15万人を人質として捕らえる計画が示されています。
具体的には、北朝鮮軍は初日に韓国に対して一斉射撃を行い、その後、軽歩兵部隊を投入して韓国軍の後方に浸透し、重要な軍事施設や産業インフラを攻撃することが想定されています。
暴風軍団の役割は、敵の後方に迅速に浸透し、価値のある人質を最大限に確保することであり、その後の交渉を有利に進めることを狙っています。
最近のデータによれば、2023年の第1四半期に韓国を訪れた米国人は24万人以上に上り、この中から多くを拉致する可能性があるとされています。
しかし、北朝鮮の特殊作戦部隊の実戦能力には疑問が残ります。
脱北者の証言によれば、経済的困難により補給が不十分であり、ロシア軍との共同演習経験がほぼないため、戦闘力が影響を受ける可能性があります。
また、地形や気候条件の違い、言語や通信の問題も指揮統制に影響を及ぼすと考えられています。
韓国統一研究院の研究者は、北朝鮮軍が派兵経験がないため、実戦力が低下していると指摘し、今回の派兵が特殊戦部隊の能力向上の機会になる可能性があると述べています。
一方、ロシア本土で作戦に従事していた北朝鮮軍の兵士18人がロシア軍に拘束される事件も報じられており、北朝鮮軍とロシア軍が互いに戦術を教え合う状況が続いていることも注目されます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/9eea71ef5c414283bd02c545b114509e2681a233
ネットのコメントでは、北朝鮮が派兵した部隊についての様々な意見が寄せられていました。
特に、これらの部隊が「援助と引き換えならつぶれても構わない捨て駒」として扱われる可能性が指摘され、実戦能力に対する不安が広がっていました。
また、韓国の政治評論家が述べたように、アメリカの動向が朝鮮半島の危機を判断する基準になるとの見解もありました。
このような背景から、北朝鮮の特殊部隊が「盗賊団」との違いが明確でないという意見や、実践経験の不足が問題視されることもありました。
さらに、ウクライナに派遣された部隊の脱走が増えていることも言及され、兵力が盗賊化する懸念が示されていました。
全体として、北朝鮮の派兵部隊に対する評価は厳しく、彼らの実戦能力や戦略に対する疑問が多く寄せられていたようです。