国産ミニバン8モデルの3列目シートを詳細に比較し、ホンダ・フリードとトヨタ・シエンタの実用性や寸法を検証。ファミリーに最適な選択肢を提案します。
特に、3列目シートの実用性は多人数乗車を考えるファミリーにとって重要なポイントです。
この記事では、国産ミニバン8モデルの3列目シートを徹底的に比較し、その実用性や寸法を詳細に分析しています。
筆者は身長172cm、体重65kgの体格を基に各モデルの3列目シートに着座し、頭上や膝周りのスペース、ヒール段差などを測定しました。
ヒール段差は座りやすさや立ち上がりやすさに影響を与え、低いほど利便性が高くなります。
まず、ホンダ・フリードとトヨタ・シエンタのコンパクトミニバンの比較から始まります。
フリードの3列目シートは、シート座面長425mm、シート幅1150mm、シートバック高480mmと広々としており、ヒール段差は260mm、頭上スペースは130mm、膝周りスペースは210mm時に80mmと快適です。
一方、シエンタはシート座面長420mm、シート幅890mm、シートバック高500mmで、ヒール段差は330mm、頭上スペースは70mm、膝周りスペースは100mm時に40mmと、特にシート幅でフリードに劣ります。
乗降性に関しては、フリードが優れ、シエンタはベンチタイプのためスルー空間がないことが指摘されています。
また、後席の空調環境についても、フリードはクラス初のリヤクーラーを搭載し、シエンタは後席用サーキュレーターを備えています。
最後に、3列目席の格納方法についても、フリードの左右跳ね上げ式が便利であることが強調されています。
このように、国産ミニバンの3列目シートは各モデルによって異なる特性を持ち、ファミリーのニーズに応じた選択が求められます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6273a10d3b05451fced76b8ad5cd78b012fb6821
コメントの内容では、国産ミニバンの3列目シートに関するさまざまな意見が寄せられていました。
多くの人が3列目シートを年に1度使うかどうかで、実際には非常時のためのスペースとして考えられていることが分かりました。
特に、シートの収納方法が重要視され、床下に収納されることで荷室がフラットになる点が好評でした。
逆に、壁に跳ね上げ式の収納は左右のスペースを圧迫するため避けたいという意見もありました。
座席の広さについては重要視されていましたが、試乗リポートが停止中のものであるため、走行中の快適さが見落とされているとの指摘もありました。
さらに、フルフラットにこだわるあまりシートが小さくなってしまっているという意見もあり、より大きなシート配列が求められていました。
最近のMクラスミニバンでは、3列目シートではなく2列シート仕様や荷物を多く積める仕様が求められるようになっており、3列目シートはオプション扱いにした方が良いという提案もありました。
3列目シートに乗ること自体が少ないという意見も多く、特に安全性に関する懸念が強く表明されていました。
最後に、現在の衝突試験基準の緩さを問題視し、より厳格な基準の下で3列シート車を販売してほしいとの声もありました。
ネットコメントを一部抜粋
3列目は年に1度使うかどうかで、やむを得ず使うケースしかない。
試乗リポートはどれも「停止中」。
車なので重要なのは「走行中」の試乗。
フルフラットよりもちゃんと座れるような大きなシート配列の方がいいと思う。
3列目シートはオプション扱いにした方が売れそう。
現状の緩すぎる後面衝突試験をもっとしっかりしたものにしてから三列シート車を出してくれ。