ホンダが広州に新エネルギー車工場を開設。EV生産を強化し、環境負荷軽減にも取り組む。
要約すると本田技研工業は、2023年12月23日に中国の広州市に新設した広汽ホンダの開発区新エネルギー車工場の稼働を開始した。
この工場は、ホンダの四輪生産販売合弁会社である広汽ホンダが運営し、主にEV(電気自動車)「e:N」シリーズや次世代EV「烨」シリーズの生産を行う。
ホンダは2027年までに10機種のホンダブランドEVを投入し、2035年までに中国でのEV販売比率を100%にする目標を掲げている。
新工場の生産能力は年間約12万台で、約700人の従業員が働く。
投資額は約34.9億元で、高効率・スマート・低炭素な生産体制を目指している。
最新の生産設備を導入し、プレス・溶接工程では自動化を進め、AIによる溶接強度検査を初めて採用した。
また、組立工程の約30%を自動化し、高効率な生産ラインを実現している。
環境面では、22メガワットの太陽光発電システムを設置し、年間のCO2排出量を約1.3万トン削減する見込みだ。
さらに、新開発の低VOC塗料を使用し、工場排水の有害物質を100%処理できる設備を導入することで、環境負荷の低減にも取り組んでいる。
工場からのVOC排出量は、広東省の基準限度に対して70%以上の削減を目指している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0b2464efdf40f2dfc875ff04b5ba813eaebc7261