シリアのアサド前大統領がモスクワで制限下に置かれ、妻が離婚を申請したとの報道があり、ロシアはこれを否定。アサド夫妻の状況が国際的に注目されています。
特に、アサド氏の妻であるアスマ・アル・アサド氏が離婚を申請し、故郷のイギリスに戻ることを望んでいるという情報が注目されています。
しかし、ロシア大統領府の報道官であるドミトリー・ペスコフ氏は、23日の記者会見でこの離婚申請について「現実とは一致しない」と否定しました。
アサド氏は、反体制派の攻撃により政権を失い、妻と共にロシアに亡命しました。
ロシアは、アサド政権を支持し続けており、内戦中には軍事的な支援も行っていました。
アスマ氏はイギリスで生まれ育ち、シリアとイギリスの二重国籍を持っています。
2000年にアサド氏と結婚した後、彼女はシリアのファーストレディーとしての役割を果たしてきましたが、内戦の影響でその立場は困難なものとなりました。
イギリスの外相は、アスマ氏が制裁対象であり、イギリスには戻れないと述べています。
また、アサド氏自身も、ロシアの要請で軍事基地から移動したとする声明を出しています。
アスマ氏は過去に西側メディアで「砂漠のバラ」と称されるなど注目を集めましたが、内戦勃発以降は批判の対象にもなっています。
彼女は2016年に夫を支えるために脱出の提案を拒否したことを明かし、最近では健康問題にも直面しています。
アサド氏とアスマ氏の状況は、国際的な関心を集めており、今後の展開が注目されます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/20fd8a7e34b7fc358f5c38e5f389cbb0f8803f6f
アサド大統領の妻に関する離婚申請のニュースに対して、ネット上では様々な意見が交わされました。
多くのコメントは、アサド大統領の独裁的な政権下での行動や、妻の過去の経歴に焦点を当てていました。
特に、妻がこれまでに経験したであろう苦しみや、彼女の立場の厳しさについての意見が多く見られました。
また、アサド大統領自身がロシアに移ったことに関する分析や、反政府勢力との関係についての考察もありました。
さらに、アサド政権下でのシリアの経済状況や、国民が受けた影響についても触れられ、彼女がどのような立場に置かれているのかを考えるコメントが多く見受けられました。
特に、ロシアでの生活が監視下にあることや、彼女が他国に逃れることが難しい状況にあることを指摘する声が強く、今後の身の安全を心配する意見が目立ちました。
全体として、アサド大統領の妻に対する同情や、彼女が直面する現実についての理解を示すコメントが多かったです。
ネットコメントを一部抜粋
妻もすでに血塗られた経歴を持っています。
アサド大統領を取り逃がした段階で反政府勢力の負けは決まってたんだよね。
シリアのGDPはアサド政権下で超低下した。
国の金庫からほとんどのお金や貴金属などを持って来ただろうに。
民間人に化学兵器を使うような指導者は二度と立ち上がるのは不可能だろう。