KDDIがStarlink衛星との直接通信に成功。2024年内に圏外でもスマホ通信が可能に。SMSから開始し、データ通信や音声通話も対応予定。
この実験では、圏外状態にあるauスマートフォンが地球低軌道のStarlink衛星と直接通信でき、SMSの送受信が行えることが確認されました。
KDDIは、Starlinkの衛星網を利用して「空が見える状況であれば、圏外でもスマートフォンが通信できるサービス」の提供を2024年内に目指しています。
現在、総務省との法制度整備に向けた調整も順調に進んでいるとのことです。
サービスは初めにSMSから始まり、後にデータ通信や音声通話にも対応する予定です。
この直接通信サービスは、Starlinkが「Direct to Cell」として米T-Mobileなどにも提供される計画があり、専用のアンテナなしでスマートフォン単体でStarlink網にアクセスできるため、遭難時や災害時の通信手段としても重要な役割を果たすことが期待されています。
また、楽天モバイルも米AST SpaceMobileの低軌道衛星を利用した直接通信サービスを2026年に開始することを目指しています。
ASTのサービスは、YouTubeを視聴できる程度の通信速度を目指すとのことです。
このように、衛星通信技術の進展により、通信の可能性が広がり、特にリモートエリアや災害時の通信手段としての重要性が増しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/bd584ec3b4d99a4cc810d2cee4237603f41bee25
KDDIがStarlink衛星との直接通信サービスを実現したニュースに対して、ネット上ではさまざまな意見が寄せられました。
多くのコメントでは、このサービスがデータ通信には便利であるが、リアルタイムのチャットや通話には向かないという意見が目立ちました。
特に、通信においては遅延が発生することが懸念され、約10秒程度の遅れがあるとの指摘がありました。
この遅延は、特に緊急時の通信には不安要素となり得るとのことです。
また、auスマートフォンがこのサービスに対応するのか、具体的にどの機種が利用できるのかといった疑問も多く見受けられました。
特にiPhoneなどの人気機種に関する質問があり、ユーザーの関心が高いことが伺えました。
さらに、登山を趣味とする人々からは、このサービスの開始を心待ちにする声があり、特に登山中の通信手段としての期待感が示されていました。
彼らは、サービスが始まったらすぐにauに乗り換えたいという意向を示しており、実用性の高さを感じているようです。
全体として、KDDIの新サービスには期待感がある一方で、実際の利用シーンにおける課題も指摘されており、今後の展開に注目が集まっていました。