CES 2025で試乗した「Aptera Solar EV」は、太陽光で最大64km走行可能な充電不要の電気自動車。軽量設計とソーラーパネル搭載で、日常的な運転が充電なしで可能となる。
この電気自動車は、充電がほぼ不要な設計で、ソーラーパネルを豊富に搭載しており、動作効率が非常に高い。
Apteraのプロトタイプは、空力性能と軽量化を極限まで追求した三輪車であり、その形状はボトルノーズドルフィンを彷彿とさせる。
従来の小型EVと比較して約70%の空気抵抗を削減する長いテーパー状の尾部を持ち、乗員は2名まで収容可能だが、後部には約920リットルの荷物スペースが確保されている。
ホイールポッドに装備された細いホイールと低転がり抵抗のタイヤにより、路面との摩擦を抑える工夫も施されている。
この車両の重量は通常の車両の約半分であり、前輪駆動を採用し、150kW(201hp)の電動モーターによって安定性と予測可能な走行特性を実現している。
車体のほぼすべての水平面には独自設計のソーラーパネルが搭載され、合計700Wの発電能力を誇る。
南カリフォルニアの理想的な晴天条件下では、1日に最大40マイル(約64km)の走行が可能で、通勤距離が30マイル程度であれば充電なしでも運転できる。
曇りや日照時間の短い地域では発電量が減少するものの、Apteraはレベル1、レベル2、DC急速充電にも対応しており、フル充電時には最大400マイル(643km)の航続距離を実現している。
試乗では、交通量が多く加速性能を十分に体感できなかったが、スムーズな加速を楽しむことができた。
将来的には、より小型のバッテリーを搭載した廉価版や荷物スペースを増やしたモデルも計画されており、現在予約を受け付けている価格は4万ドルである。
生産は2025年後半に開始予定だ。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/85593a7d5cecb3c245d3afecf35e8a8231cd3bb0
「Aptera Solar EV」に関するコメントでは、エコロジーや持続可能なエネルギーに対する期待と、実用性への懸念が多く見受けられました。
例えば、太陽光で動くという特性から、エコに貢献できるという意見がありましたが、荷物を積んだ際の航続距離の低下を心配する声もありました。
また、太陽光パネルと蓄電池を組み合わせたシステムが、電車の電線維持よりもコスト面で優れている可能性について考察するコメントもありました。
さらに、ペロブスカイト技術の進展や、トヨタの開発中の技術に関する話題もあり、技術革新が進めば競争が生まれるとの意見がありました。
車体の素材についても、カーボンファイバーの使用が期待される一方で、コストや安全性に対する懸念が示されました。
税制面でのメリットについても議論され、販売時の影響を考慮する声がありました。
全体として、新たな技術に対する期待と共に、実用性やコストの課題を指摘する意見が多く見られました。