トランプ次期政権の人事審査が始まり、国防長官候補が中国の侵略抑止を強調。ウクライナ問題には具体的な対応を避け、女性の戦闘任務についても議論が交わされる中、承認の行方は不透明。
彼は公聴会で、「同盟国や友好国と協力し、インド太平洋地域で中国の侵略を抑止する」と強調しましたが、ロシアによるウクライナ侵略に関する具体的な対応については言及を避けました。
ヘグセス氏は「抑止力を再構築する」と述べ、米国の防衛と対中抑止の重要性を訴えました。
また、「責任を持って戦争を終わらせ、より大きな脅威に方向転換する」とも語り、トランプ氏が紛争終結を望んでいることを示唆しました。
公聴会では、民主党議員がヘグセス氏の過去の性的暴行疑惑や「女性は戦闘任務に就けるべきではない」との発言について追及しましたが、彼はこれらの主張を「不当なもの」と反論し、米軍における女性の貢献を評価しました。
また、米軍制服組トップのブラウン統合参謀本部議長の解任についても問われ、全ての上級士官が様々な基準で審査されることを説明し、可能性を否定しませんでした。
上院の共和党は、20日のトランプ次期政権発足に合わせてできるだけ多くの閣僚人事を承認する意向ですが、国家情報長官候補のギャバード氏を巡っては懸念が出ており、スムーズな承認が行われるかは不透明です。
トランプ氏は8日に議会を訪れ、上院共和党と迅速な人事承認に向けて意思疎通を図りました。
上院では15日に国務長官候補のルビオ氏やCIA長官候補のラトクリフ氏の公聴会が予定されています。
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