ホンダが日産との経営統合協議で、ルノーの保有株取得を要請。鴻海が株取得を狙う中、ホンダは自社取得を求めている。
これは、株式が予期せぬ第三者に渡ることで協議に悪影響を及ぼすことを避けるためだ。
台湾の鴻海精密工業が日産株の取得を目指してルノーに接触している状況もあり、これが統合の進展における重要な焦点となっている。
2023年にルノーは日産との資本関係を対等化することで合意し、出資比率を43.4%から15%に引き下げ、信託会社に移した日産株の売却を段階的に進める計画を立てている。
日産またはその指定した第三者が優先的に売却先候補となることが取り決められており、売却時には日産に対して買い取りの打診が行われることになっている。
しかし、ホンダは意図しない第三者の影響力が日産に及ぶことを避けるため、自社での株式取得を基本に対応するよう日産に求めている。
ルノーの出資は直接保有分が17.05%、信託会社を通じての保有分が18.66%となっており、ホンダは特に信託会社分についての対応を促している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6f566bd2a7ac9079c4246f51e6bb3ebcbae17e03
日産とホンダの経営統合に関するコメントには、日産の経営状況やルノー株の取得に関する懸念が多く寄せられました。
多くのコメントでは、日産が経営陣を刷新し、業績を回復させることが急務であるとの意見が見受けられました。
特に、ルノーが保有する株式の買い戻しに関しては、日産に十分な資金力がないという指摘がありました。
これにより、ホンダが要求する株式取得の必要性が理解される一方で、日産の経営危機が続く限り、統合の実現は難しいとの見解が示されました。
また、ホンダが経営統合を望んでいないのではないかという疑念もあり、経済産業省の介入が影響を与えているという意見もありました。
鴻海の株取得の可能性についても言及され、日産が他の企業に買収されるリスクが高まっていることが懸念されました。
さらに、日産が三菱自動車株を売却することで資金を調達し、ルノー株の取得に向けた道筋をつけるべきとの提案もありました。
全体として、日産の経営再建とホンダとの協業に対する期待と不安が入り混じったコメントが多く見られました。
ネットコメントを一部抜粋
ルノーの時も意地を張ってルノーの技術は取り込まないし、ルノーの車も売らなかった。
日産にとって、ルノーが信託会社に保有している分を早く買い取ってほしいという、ホンダ側の要望は当然である。
ルノー保有分の日産株は日産の許可が無ければ売る事が出来ない契約だった筈ですが、ホンダからすれば早急に日産に取得してほしいのが本音でしょう。
戦前のダットサン発祥の日産自動車が戦後の本田宗一郎の熱意による創業のホンダ技研に指導されるとは夢にも思わなかった。
日産株買い戻さないと、統合に際してどこがしゃしゃり出てくるか分からんので、ホンダの要請は至極真っ当なものなんだけど。