釜山の金海空港で発生したエアプサン航空機の火災事故では、乗客が非常扉を自ら開けて脱出したことが問題視されています。乗務員の指示不足が指摘され、航空会社の職員は不満を表明しました。
この事故は、香港行きのBX391便が離陸準備中に機内後方のオーバーヘッドビンから煙と火花が発生した際に起きた。
乗務員は消火器での初期消火を試みたものの、煙が強くなり、乗客への適切な指示が不足していたとの指摘がある。
結果として、乗客が自ら非常扉を開いて脱出する事態となり、航空会社の職員はこの行動を「英雄的」とする評価に対して強い不満を表明した。
職員は、緊急時には乗務員が最後に脱出するのがマニュアルであり、乗客が勝手に行動することで更なる危険を招く可能性があると警告した。
また、火災が発生した際には、外部の状況を考慮しなければならず、エンジンの作動による吸引のリスクも指摘された。
エアプサンの職員は、非常口を開けたことが安全だったのは偶然であり、乗務員の指示に従うことが最も重要であると訴えた。
火災は発生から約1時間後に完全に消し止められ、乗客169人、乗務員6人、整備士1人の計176人が搭乗していた。
事故後の議論は、航空業界における安全対策と乗客の行動の重要性についての再考を促すものであり、今後の対策が求められている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/601cbbdab01b42bc3f7453816a23109b7b438534
エアプサンの火災事故に関するコメントは、乗客の行動と乗務員の指示に対する信頼について多くの意見が寄せられました。
多くのコメントでは、乗客が非常口を開けた行為が危険であり、乗務員の指示を無視することがどれほどリスクを伴うかが強調されていました。
特に、事故の結果として犠牲者が出なかったことから、その行動を英雄視するのは適切ではないとの意見が多く見受けられました。
また、過去の事故を引き合いに出し、乗務員の指示が遅れたことがパニックを引き起こし、結果的に被害を広げる要因になった可能性があると指摘する声もありました。
セウォル号の事故など、乗務員の指示に従った結果、多くの犠牲が出た事例もあり、乗客が自ら行動することの重要性も語られました。
一方で、エアプサンの職員が乗客を適切にコントロールできなかったことに対する批判もあり、緊急時の対応力の重要性が再確認されました。
乗客が乗務員の指示を信頼できない背景には、過去の事故の影響があると考えられ、乗務員の訓練や対応の質が問われる場面もありました。
結果として、事故を通じて得られた教訓として、乗務員と乗客の信頼関係を築くことがいかに重要かが強調され、今後の安全対策に対する意識が高まることが期待される内容となっていました。
ネットコメントを一部抜粋
乗務員の指示もないのに、乗客が非常口ドアを開けるなんて、あってはならない事だと思う。
乗客が勝手に非常口を開けるのは御法度ですが、乗務員の指示も遅かった可能性がありますね。
ああいうことが起きると静かに待っているだけでは生き残れないと感じてしまう気持ちも分かる。
訓練も受けていない乗客がこの様な操作をするのはとても危険で決して英雄扱いしてはいけません。
乗務員がその時出した乗客への指示、及び行動事実を知り批判すべき。