スペイン東部での記録的豪雨による洪水が、衛星画像で海とつながったように見える状況を引き起こし、死者155人以上、行方不明者も多数発生。気候変動の影響が指摘されている。
この豪雨により、沿岸部の陸地が膨大な量の水に覆われ、宇宙から見ると海とつながった内海のように見える状況となった。
特に、バレンシア市中心部の南側を流れる水路が、10月上旬の画像では目立たなかったにもかかわらず、豪雨後には太い青色に変わり、増水の様子が際立っている。
記録によると、わずか数時間で1年分に相当する雨が降り、河川が決壊し、道路が濁流に飲み込まれる事態が発生した。
この洪水による死者は少なくとも155人に達し、依然として数十人が行方不明となっており、捜索救助活動が続けられている。
気候変動分析機関のワールド・ウェザー・アトリビューション（WWA）の報告によると、今回の豪雨は産業革命前に比べて強度が約12％増大しており、その発生確率も2倍になったとされる。
特に、バレンシア西部のチバでは、29日の8時間の雨量が480ミリを超える異常事態が観測された。
このような気象の変化は、今後の気候変動に対する懸念を一層深めている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/954ed2e4a669d8c098abb87ae65bdd57af39c8e6
コメントでは、スペインの豪雨による洪水の影響について多くの意見が寄せられました。
あるユーザーは、砂嘴で封鎖された汽水湖に堆積物が溜まり、低湿地が水没した理由を気候変動に求めていました。
昔は乾燥した気候だったため、雨が少なく問題がなかったが、集中豪雨が発生するようになったため、今後も水が掃けない状況が続くのではないかと懸念していました。
また、東京や大阪のゼロメートル地帯も同様の問題を抱える可能性があるとの意見もありました。
さらに、スペイン東部のバルセロナについても心配する声があり、海岸線の地形の影響や、放水路やポンプの設置が難しいことが指摘されました。
地中海沿岸の地域は文明が古くから発展しているため、洪水対策が進んでいるかもしれないが、これまでの経験が役立たない状況にあるとの意見もありました。
特に、以前は干ばつが問題だった地域が、今では豪雨による水害に直面していることが、欧州の気象の極端な変化を示唆していると考えられました。
このように、コメントからは気候変動や地域特有の問題が浮き彫りになり、今後の対策が求められることが強調されていました。
ネットコメントを一部抜粋
砂嘴で封鎖された汽水湖に堆積物が溜まっただけの低湿地なんだね。
正に一目瞭然な画像ですね。
この辺りはパエリアなどに使うバレンシア米の産地で水田が広がる低湿地。
スペインの異常気象と言えば、昨今は少雨による干ばつだったが。
これまで乾燥地域とされて居た土地だから水害対策は進んで居ないだろう。