東京都の高齢化率が過去最高の23.5%に達し、65歳以上の高齢者人口は311万8000人に上ることが、2024年9月11日の調査で明らかになりました。日本全体の高齢者人口は3623万人で、総人口に占める割合は29.1%です。特に75歳以上の高齢者が16.1%を占めており、長寿化が進んでいます。内閣府の予測によれば、2070年には高齢化率が38.7%に達し、3人に1人が65歳以上となる見込みです。この高齢化は高齢者の働き方にも影響を与え、65歳以上の就業率は20年連続で前年を上回り、65歳から69歳までの就業率は52.0%に達しました。生活費、貯蓄、年金の実態も重要なポイントです。65歳以上の無職世帯の生活支出は月平均25万2928円で、食料や住居、光熱費などが含まれています。貯蓄は平均2504万円で、特に定期性預貯金が846万円と高い額を示しています。一方、年金の受給額は厚生年金が14万〜16万円、国民年金が5万5000〜5万8000円と、生活費を賄うには不十分な状況です。このため、多くの高齢者が働き続ける必要があると考えられます。今後の年金制度の改正も影響を与える可能性があり、働く高齢者が増えることが予想されます。
東京・江東区で江戸時代から続く伝統芸能「木場の角乗」が、江東区民まつり中央まつりで披露されました。この芸能は、祭り囃子の中で水に浮かべた角材を回転させながら乗りこなすもので、観客を魅了しました。特に、乗り手たちが見せる技術は圧巻で、時にはバランスを崩して落水する場面もあり、会場は笑いと拍手に包まれました。「木場の角乗」は、江戸時代から木材業者が集まる地域で生まれたもので、職人たちの技を受け継いでいます。この技術を習得するには、乗れるようになるまでに約3カ月、大技を習得するには数年を要すると言われています。当日は、一辺30センチ、長さ5メートルの角材を使い、子どもを肩車した「川蝉乗り」や、二人で息を合わせる「相乗り」、さらには大技「梯子乗り」が披露され、観客からは大きな拍手が送られました。江東区の文化財としても重要なこの伝統芸能は、地域の人々にとって誇りであり、次世代へと受け継がれていくことが期待されます。
イタリア・ナポリでG7（主要7カ国）初の国防相会合が開催され、国際安全保障に関する重要な議題が取り上げられました。会合では、特に中国の海洋進出に対する深刻な懸念が表明され、東シナ海や南シナ海の情勢についても言及されました。中国が台湾周辺で行った大規模な軍事演習に対しても懸念が示され、インド太平洋地域の安定に向けた協力の必要性が確認されました。また、会合では北朝鮮の兵士がロシア軍に派遣される件についても議論され、ロシアと北朝鮮の軍事協力の強化が非難されました。このような状況を受けて、ウクライナのウメロフ国防相が特別参加し、ロシアによる軍事侵攻を終わらせるための「勝利計画」を説明しました。G7は、ウクライナの恒久的な平和実現に向けた支援を確認し、国際的な安全保障体制の強化を目指す姿勢を示しました。会合は、国際社会が直面する新たな脅威に対処するための意義深いステップであり、今後の国際関係においても重要な影響を及ぼすと考えられます。
2024年9月に実施されたMMD研究所の「スマートフォンOS端末シェア調査」によると、iPhoneとAndroidのOSシェアはほぼ拮抗しており、iPhoneが49.6%、Androidが50.1%という結果が得られた。この調査は18歳から69歳の男女4万人を対象に行われ、3万4868人の回答が分析された。年齢別に見ると、iPhoneは若年層に人気があり、特に20代女性では80.9%、10代女性で80.2%、20代男性で69.9%と高い普及率を示している。一方、Androidはシニア層に強く、60代男性で62.3%、60代女性で61.8%のシェアを持つ。具体的な端末の人気を見てみると、iPhoneユーザーの間では「iPhone SE」が21.8%で最も多く、次いで「iPhone 13」が16.5%、「iPhone 14」が15.1%と続く。Androidでは「AQUOS」が26.4%でトップであり、「Xperia」が19.8%、「Galaxy」が14.2%で続いている。また、通信サービス別に見ると、iPhoneはオンライン専用プランで61.8%、Androidは格安SIM（MVNO）で63.1%の利用率を記録。iPhoneユーザーの45.8%が次回の端末購入で「iPhone 16」を希望しているのに対し、Androidユーザーは「AQUOS」が25.0%、次いで「Xperia」が23.7%、そして「Google Pixel」が15.9%となっている。この調査は、スマートフォン市場におけるユーザーの嗜好やトレンドを浮き彫りにし、OSによる支持の違いが世代によって異なることを示している。
マツダのND型「ロードスター」は、2024年1月に大幅な商品改良を受け、これまでのモデルから性能や装備が全方位的に進化しました。特に、エンジンパワーの向上（3kW／4ps）、減速側の差動制限力が強化された「アシンメトリックLSD」の標準装備、電動パワーステアリングのフィーリング向上、サーキット走行向けのDSCトラック制御など、ダイナミクス性能が大幅に改善されています。また、外観も前後のライトやホイールデザインが刷新され、より現代的な印象を与えています。快適装備も充実しており、長距離ドライブ時の疲労感を軽減する「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール（MRCC）」や、8.8インチのセンターディスプレイが採用されています。今回試乗した「S スペシャルパッケージ」は、中間グレードでアシンメトリックLSDが標準装備され、オプションでMRCCも選択可能です。運転を始めると、パワーステアリングの剛性感が向上し、特にセンター付近でのしっかり感が増しました。街乗りでも楽しいとされるロードスターは、新型でその楽しさがさらに進化したと感じられます。また、高速道路ではMRCCの機能により、長距離ドライブがこれまで以上に快適になり、運転の負担が軽減されることが実感できました。これらの改良により、マツダ「ロードスター」は、日常の街乗りからサーキット走行まで幅広いシチュエーションで楽しめる魅力的なモデルへと進化しています。
韓国の最大野党「共に民主党」の李在明代表は、関東大震災時の朝鮮人虐殺に関する写真展を開催することを発表しました。この展示会は「101年間否定された真実、1923年関東大虐殺映画ルポカット」というタイトルで、2023年の10月23日から25日までソウルの国会議員会館で行われます。展示内容には、ドキュメンタリー映画「1923関東大虐殺」の主要な内容や、関連する歴史資料が含まれる予定です。李代表は、このイベントが関東大虐殺の真実を明らかにするための重要な一歩になると述べています。共催には同党の金潤徳議員と尹建永議員が名を連ねています。この取り組みは、過去の歴史を振り返り、忘れ去られた真実を再認識する機会として注目されています。関東大震災は1923年に発生し、その際に多くの朝鮮人が無実の罪で虐殺されたとされており、この展示会はその歴史的事実を広めることを目的としています。李代表の発表を受けて、韓国国内外からの関心が高まっており、歴史認識を深める重要なステップとして期待されています。
最近、原子力発電に対する関心が高まっている背景には、生成AIの普及による電力需要の急増がある。GoogleやAmazonは、電力供給を目的とした原子力発電プロジェクトに参入し、マイクロソフトもスリーマイル島の原発から電力を供給する計画を進めている。国際エネルギー機関（IEA）のレポートによると、2022年のデータセンターの電力消費量は約460TWhであったが、生成AIの影響で2026年には約800TWhに達する見込みだ。特に日本では、人口減少や省エネ技術の進展により電力需要が減少していたが、データセンターの建設が進むことで再び需要が増加することが予想されている。このため、電力供給の拡大が急務となっている。さらに、米国のビッグテック企業は再生可能エネルギーやカーボンフリーな電力の利用を重視しており、原発はその要件を満たす現実的な選択肢として浮上している。特に小型モジュール型原子炉（SMR）は、工場での大量生産が可能で、コストを抑えつつ安全性も高いことから注目されている。日本の電源構成は火力発電に依存しているが、脱炭素電源が不足すれば国際的な競争力が低下する恐れがある。かつて「脱原発」を唱えていた河野太郎氏も、生成AIの普及による電力需要の変化を受け、原発の建て替えを選択肢に含める考えを示している。彼は、日本の電力供給を最大化するために、原発や核融合技術を含むあらゆる技術に取り組む必要があると強調している。
映画『スターウォーズ』の生みの親、ジョージ・ルーカスの人生には、彼が高校時代に手に入れたイタリア製の小型車「ビアンキーナ」が深く関与しています。1977年に公開された『スターウォーズ』は、ルーカスが脚本・監督を務めた作品であり、当初は映画関係者から酷評されましたが、公開後に映画ファンの間で評判が広まり、最終的には世界最高の興行収入を記録しました。この成功は、続編やスピンオフを生むきっかけとなりました。ルーカスは1944年にカリフォルニア州モデストで生まれ、内気で病弱な少年時代を過ごしました。学校でのいじめに苦しむ彼は、コミックやテレビの冒険活劇に慰めを見いだし、空想の世界に没頭していました。彼の人生を変えたのは、高校時代に父親から贈られた「ビアンキーナ」という車でした。この小型車に魅了されたルーカスは、レーサーへの憧れを抱き、クルマにのめり込むようになります。「ビアンキーナ」はフィアット傘下のビアンキ社が手掛けたコンバーチブルで、当時のフィアット「500」をベースにしていました。高級感あふれる内外装が特徴でしたが、エンジン性能は限られていました。この車との出会いが、ルーカスの創造力を刺激し、後の『スターウォーズ』制作に繋がったと考えられています。彼の人生におけるこの転機が、映画史に残る作品の誕生にどのように寄与したのかを考えると、非常に興味深いものがあります。
2023年のボートレース蒲郡で開催された「ヴィーナスシリーズ第15戦 ムーンライトプリンセス決定戦」において、関野文選手が初日のレースで好調なパフォーマンスを見せました。関野選手は、初日2Rで3コースからスタートし、1号艇の北村寧々選手との競り合いを制し、見事に勝利を収めました。一方、11Rでは平川香織選手のまくりに屈し、4着に終わる結果となりましたが、関野選手は自身のエンジンについて「良さそう」との手応えを語っています。特に出足に関しては、「試運転でも結構、分がいい」と自信を持っており、今後のレースに期待が寄せられています。関野選手は2025年前期適用の勝率が初日終了時点で6.26であり、A1残留を目指す勝負のシリーズであるため、無事故完走を目指し、平常心を保ちながら次のレースに臨む意気込みを示しました。機力を最大限に生かし、さらなる勝率アップを狙う関野選手の今後の活躍に注目が集まります。
