10月の中国新車販売で日系3社が苦戦。トヨタは微減、ホンダと日産は大幅減少。EVシフトと価格競争が影響。
一方、ホンダは42.2%減の7万5440台、日産は16.5%減の6万1170台と、両社は2桁のマイナスを記録した。
中国市場では電気自動車(EV)へのシフトや価格競争が激化しており、これが日系メーカーの販売に影響を与えている。
特にトヨタは、ハイブリッド車(HV)を中心に販売を伸ばしており、全36車種のうち31車種が好調に推移している。
春に投入した新モデル「グランビア」や「シエナ」が販売を牽引し、2024年の単月ベースでは最高の販売台数を記録した。
しかし、9カ月連続の前年実績割れとなっている。
ホンダはEVの新車種投入を急いでいるものの、販売台数の拡大には苦戦している。
日産もガソリン車「シルフィ」の販売は堅調だが、価格競争の影響を受けている。
対照的に、中国のEV最大手である比亜迪(BYD)は、10月の新車販売が約67%増の50万2657台に達し、単月の販売台数が50万台を上回るのは初めてとなった。
また、日系大手の1~10月累計販売台数は、トヨタが前年同期比9.3%減の141万2900台、ホンダが31.0%減の66万3626台、日産が10.0%減の55万8168台と、全体的に厳しい状況が続いている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/82ab2c78b27e9dfe64c7717efcdd8fbcb3775c7b
コメントでは、日本の自動車メーカーが中国市場において厳しい販売状況に直面していることが多く語られていました。
特にトヨタを除く日系メーカーは、BYDをはじめとする中国企業の急速な成長に圧迫されていると感じられていました。
中国メーカーは国内外での攻勢を強めており、日本車メーカーは今後、北米以外の市場での販売先を失う可能性があると指摘されていました。
このような状況の中で、BYDの月間50万台の販売目標が現実味を帯びてきており、今後数年で世界最大の自動車メーカーになるとの予測もありました。
また、歴史問題により中国市場への進出が遅れた日本勢がラッキーだったという意見もあり、逆にドイツ勢が厳しい状況にあることが対比されていました。
さらに、EV化や自動運転技術への対応の遅れが日本メーカーの不調の根本原因とされており、日産の先行きに対する悲観的な見方もありました。
ホンダのEV投資についても懸念が示され、今後の競争が厳しくなる中、撤退の必要性が提起されるなど、全体的に日本車メーカーの苦境が浮き彫りになっていました。