静岡県知事の発言が示すリニア問題の深刻さ

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静岡県知事がリニア中央新幹線の着工遅延を示唆し、開業が2037年以降になる可能性が浮上。JR東海は水減少問題への対応を進めているが、実現には課題が残る。

要約すると静岡県の鈴木康友知事は、1月6日の新年会見において、リニア中央新幹線の南アルプストンネル静岡工区(8・9キロ)について「年内着工は物理的に難しい」と発言し、リニア問題に関する懸念を再燃させた。

この発言は、品川―名古屋間で唯一未着工の静岡工区の着工が2026年以降にずれ込む可能性を示唆している。

JR東海は、静岡工区のトンネル工事が完了するまでに少なくとも10年を要すると予測しており、仮に2026年に着工できたとしても、2027年の開業は早くても2037年以降に遅れる見込みだ。

昨年5月に「反リニア」の立場を取っていた川勝前知事が退任したことから、リニア着工に向けた障害は減少したと考えられていたが、実際には状況は変わっていない。

石破茂首相は昨年10月、リニアの早期開業に向けた環境整備を進めると述べたが、静岡工区の着工が遅れている現状を理解するためには、鈴木知事と直接対話を行う必要がある。

JR東海は、大井川の水減少問題に関する冊子を発刊し、静岡県との対話の進展を示す内容を盛り込んでいる。

冊子では、リニアトンネル工事による大井川の水流量減少予測や、全量戻しの取り組みが説明されている。

具体的には、リニアトンネル内に湧き出る水を大井川に戻すための導水路トンネルを設置する計画があり、これにより中下流域への影響を最小限に抑えることを目指している。

しかし、静岡工区の着工が遅れる中、リニアの早期開業に向けた進展は依然として厳しい状況にある。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2185eb0a8e589d94e7feb04602fa5f6e4d53d981

ネットのコメント

コメントでは、リニア新幹線工事に関するさまざまな懸念が表明されていました。

特に、大井川の水量が減少することへの懸念が強く、発電用の取水が影響を与えているとの指摘がありました。

また、地下水の流れが変わることによる環境への影響も懸念され、過去の事例を引き合いに出しながら、JR東日本に対して環境保護のルールを再考するよう求める声もありました。

さらに、少子高齢化や人口減少の進行が、巨額の投資を必要とする交通インフラの必要性を疑問視する意見もありました。

リニアの実用性に対する懐疑的な意見や、開通時の収支に関する具体的な数字を示すよう求める声もあり、地域住民の意見を無視した工事の進行に対する不満が表明されていました。

また、リニア工事が静岡県だけの問題ではなく、他の県でも問題が発生していることが指摘され、地域住民の理解と協力が必要だとの意見もありました。

全体として、リニア新幹線の工事に対する不安や疑問、そして地域との対話の重要性が強調されていました。

ネットコメントを一部抜粋

  • 大井川の水量が原状もの凄く少ない主原因は、中電が発電用に大量取水しているからです。

  • 周辺の井戸が枯れる、ため池が枯れる!など、すでにそのような事象が発生していますよね。

  • 少子高齢化の進行で、日本の人口は2050年には約3,300万人も減少する見込みです。

  • リニア工事は静岡だけの問題じゃないでしょ。

    岐阜県の地盤沈下もあります。

  • リニア問題の最大の懸念は「静岡工区着工」なのだろうが、他の工区だって問題続発じゃなかったかな。

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