1980年代後半から1990年代にかけて誕生したマツダ AZ-1、ホンダ ビート、スズキ カプチーノは、日本の軽自動車市場における個性的なマイクロスポーツカーとして評価され、独自のメカニズムとデザインで世界にその存在を示しました。
当時の日本では、消費税導入による商用車の優遇措置の消失や好景気の影響で、軽自動車でも豪華で個性的なデザインが求められるようになり、その中でも特にスポーツカーが人気を博しました。
1991年に登場したホンダ ビートは、8500回転まで回るNAエンジンをミッドに搭載し、NSXの弟分として位置付けられました。
続いて1991年秋に発売されたスズキ カプチーノは、FR駆動と軽自動車初の4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションを採用し、オープンモデルながら本格的な走行性能を実現しました。
そして1992年に登場したマツダ AZ-1は、スズキから供給されるツインカムターボエンジンをミッドに搭載し、ガルウイングドアというユニークなデザインを持ち合わせていました。
これらのモデルは、日本独自の軽規格の中で開発され、世界市場での量販は難しいものの、贅沢なメカニズムを惜しみなく盛り込んだ高い完成度が評価されました。
特にカプチーノは海外からの引き合いもあり、ビートは類似のモデルを生むきっかけとなりました。
これらのマイクロスポーツカーは、日本の自動車産業の独創性を象徴するものであり、豊かで自由なカーライフの可能性を提示し、人々の記憶に深く刻まれています。
販売台数はAZ-1が約4400台、ビートが約3万4000台、カプチーノが約2万6000台となっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/9134c5080b9c1e5064fb8a91a0ef2a4419dea1f3
コメントでは、ABCマイクロスポーツカーに対する懐かしさや楽しさが語られ、多くのユーザーが自らの体験をシェアしていました。
特にカプチーノやビートの魅力についての意見が多く、これらの車が持つ独特の運転体験やデザインが愛されていたことがわかります。
また、カプチーノの後期型が軽量化されている点や、ビートの楽しさについての具体的なエピソードもあり、オーナーたちがどれほどこれらの車に情熱を注いでいたかが伝わってきました。
さらに、ABCトリオに対するリスペクトの表現や、今後の評価についての考察もあり、特に20年後に安価で手に入る可能性についての期待も寄せられていました。
全体として、これらのコメントは、軽自動車の魅力や過去の思い出を振り返る温かい雰囲気が漂っていました。
ネットコメントを一部抜粋
カプチーノはミニ86のようで、FRの醍醐味が味わえました。
調子の乗ってオーバースピードでコーナーを曲がると、唐突にリアが出るので注意が必要。
馬力とか性能とかじゃないんですよ。
この個体に対するリスペクトが有るからこそABCトリオなんてメーカーを越えた俗称が付いてんでしょうね。
92年に新車でカプチーノを買って乗ってた。
走りは楽しかったけど2人乗りで荷物が載せれないから、2年程で売却…
3車を順位つけるなんて、不可能。