韓国と米国の国防相は、北朝鮮のロシア派兵を強く非難し、国際社会との連携を強調した。北朝鮮の軍事協力が地域の不安定さを増していることに懸念を示し、今後の合同演習に核使用への対応を盛り込む方針を明らかにした。
要約すると韓国の金龍顕国防部長官と米国のオースティン国防長官は、30日にワシントン郊外の国防総省で行われた定例安保協議(SCM)後に共同声明を発表し、北朝鮮によるロシアへの派兵を強く非難した。
両国の防衛当局者は、ロシアのウクライナ侵攻に対する北朝鮮の支援が、両国間の軍事協力の強化を通じて地域の不安定さを増大させていることに懸念を示した。
特に、ロ朝の軍事協力が国連安全保障理事会の決議に違反していることを指摘し、違法な武器取引や先端技術の移転が進行中であることを強調した。
さらに、両長官は、北朝鮮の軍事協力が単なる物資の移動にとどまらず、実質的な派兵に至ったことを強く糾弾し、国際社会と連携してこの問題に取り組む意向を示した。
また、今後の合同演習においては、北朝鮮の核使用に対する対応を含む現実的なシナリオを取り入れる方針も明らかにした。
これにより、韓米両国は北朝鮮の核の脅威に対してより効果的に対処するための準備を進めることを決定した。
今回の声明は、北朝鮮の軍事行動が地域の安全保障に与える影響に対する強い警鐘となるものであり、国際的な協力の重要性を再確認するものとなった。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/fd0eeef087d1895e8e71fd32cd982f12268f20b3