東京新聞は新年の紙面で能登半島地震の現状を詳報し、戦後80年のキャンペーンを開始。戦争体験の伝承を重視し、庶民の視点を取り入れた報道を展開する意向を示した。
要約すると東京新聞は2024年の正月紙面において、能登半島地震の1年を振り返り、その現状を詳細に報道することに重きを置いた。
編集局長の中村清氏は、能登の被害状況や復旧状況をデータで示し、特に過去の大震災との比較を通じて、地方の復旧の遅れを伝えた。
また、1面では地震で亡くなった父への手紙を書く女性の心情を取り上げ、社会面では川崎市で居酒屋を再開した男性の奮闘を紹介。
これにより、読者に能登の現状を忘れないよう促す意図があった。
さらに、1月3日からは「戦後80年 私のことば」というキャンペーンを開始し、戦争体験の伝承に取り組むことを表明。
元NHKディレクターの志村建世氏の日記を基にした連載を通じて、戦争の影響が日常生活にどのように及んでいたかを伝える。
特に、庶民の視点から戦中の出来事を掘り下げることを目指し、個人の体験を重視した報道を展開する意向を示した。
東京新聞は、権力監視と戦争の再発防止を編集方針に掲げ、今年はその真価を発揮する年と位置づけている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e20dba666f0533d6635e0b24c615edf0c16960bf