ホンダのEV「プロローグ」が米国で人気を集め、コストパフォーマンスやデザインが高評価。航続距離や日本市場展開への期待も寄せられる。
この結果は、米国のEV市場においてホンダが確固たる存在感を示していることを意味します。
プロローグは、ホンダがゼネラルモーターズ(GM)と共同開発したミッドサイズSUVで、2021年に発表され、2023年の「ジャパンモビリティショー」で日本初公開されました。
ボディサイズは全長4879mm、全幅1989mm、全高1643mm、ホイールベースは3094mmで、シンプルかつ力強いデザインが特徴です。
特にフロントフェイスは未来的で洗練された印象を与え、リアには「Honda」ロゴを配したテールライトが採用されています。
インテリアはモダンなデザインで、11.3インチの大型コネクティビティディスプレイを搭載し、Googleビルトイン機能も標準装備されています。
パワートレインにはシングルモーター(FF)とデュアルモーター(4WD)の2種類が用意され、最高出力はシングルモーター212馬力、デュアルモーター288馬力です。
GMのアルティウムバッテリー技術を採用し、最大航続距離は約476kmに達します。
プロローグの人気の一因は、米国のEV税額控除制度にあります。
車両本体価格は4万7400ドルから5万7900ドルですが、最大7500ドルの控除を受けることで実質価格は約599万円から購入可能となり、コストパフォーマンスの高さが評価されています。
ネット上では「洗練されたデザインがカッコいい」「100万円以上安くなるのが驚き」といった肯定的な意見が多く、アメリカでも「ホンダらしい走りの良さが感じられる」と高評価を得ています。
一方で、「航続距離がもう少し欲しい」との声や、日本市場での展開未定に対する残念な意見もあり、今後のホンダのEV戦略に期待が寄せられています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/c9e0dbc09a97f333ba1ea72624c779dba89705ee
ホンダの「プロローグ」は、補助金の影響もありながら高い元値が指摘されていました。
しかし、GMとの共同開発であることや、ホンダにとって初めての試みであることから、販売に成功したと考えられています。
デザインや内装が落ち着いた保守的なものであることが、多くのユーザーに受け入れられたようです。
また、昨年の米国BEV販売ランキングで7位にランクインしたことも、一定の評価を得ている証拠です。
シボレーブレイザーEVやキャデラックリリックといった兄弟車よりも売れたことは、ホンダにとっての面目を保つ結果となりました。
一方で、EVの普及に伴う電力供給の問題や、現行のEVの高価格、バッテリーの持ち、充電インフラの不足などが指摘され、今後はハイブリッドが主流になるとの意見もありました。
また、日本メーカーのバッジが付いたEVを好む購買層が存在することも示され、トヨタのbz4xなども一定の成功を収めていることが言及されました。
しかし、テスラと比較されることで購入を躊躇する消費者も多いとの意見もありました。