マツダが2025年のオートモビルカウンシルで「先駆」という4人乗りロータリースポーツを展示。優れたデザインと高性能を兼ね備えたこのコンセプトカーは、環境への配慮も反映されています。
この車両は「大人のための4シーターロータリースポーツ」というコンセプトを持ち、少子高齢化や価値観の変化に柔軟に対応しつつ、マツダらしい走りの楽しさを追求しています。
初めて公開されたのは2005年のフランクフルトモーターショーで、当時の革新性を象徴する存在として注目されました。
今回の展示はその意義を再確認する機会となるでしょう。
ボディサイズは全長4650mm、全幅1850mm、全高1400mmで、4シーターとしての快適さとスポーツカーらしい機敏さを両立させています。
デザインテーマは「シャープネス&メローネス」で、鋭利さと優美さを融合させた次世代の上質感が追求されています。
特に目を引くのは、大きな電動両側スライドドア「フライング・ウイング」と、浮遊感を感じさせる独特なプロポーションです。
内装は前席優先のパーソナルな空間設計で、洗練された本革を使用し、大人の感性に響く雰囲気を演出しています。
パワートレインには次世代のガソリン直噴ロータリーエンジン「13B-DI」とハイブリッドユニットを組み合わせた「直噴REハイブリッド」が搭載され、高出力と低燃費を両立。
また、理想的な前後重量配分と低重心化を実現し、ダイナミックな走りを提供します。
2005年から20年が経過した今、再展示される「先駆」は、マツダの「魂動」デザインや「SKYACTIV」技術の原点を示す重要な存在であり、環境意識や技術の進化を踏まえながら走りの楽しさを追求する姿勢が、現代のマツダ車にも受け継がれています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/915ef659509984dad98dafe6b9149bb488321d4b