トヨタが福岡の電池工場建設を延期。EV需要の低迷とコスト上昇が理由。新工場は2025年着工予定。
この情報は朝日新聞の取材によって明らかになり、トヨタの佐藤恒治社長が県庁を訪れ、延期の報告を行う調整を進めているという。
延期の理由としては、世界的な電気自動車(EV)の需要が予想を下回っていること、ならびに資材や労務費の高騰が挙げられている。
トヨタが福岡県で建設を予定していた電池工場は、苅田港新松山臨海工業団地内に位置し、2025年ごろに着工する計画だった。
トヨタは今年2月に約28万平方メートルの用地を取得し、経済安全保障推進法に基づく補助金の交付も受けることが決まっていた。
この新工場は、トヨタバッテリーという子会社が運営し、2028年に生産を開始する見込みであった。
トヨタの経営スタイルは「臨機応変」や「変化対応」を重視しており、経営基盤の安定を維持するための戦略的な見直しが行われている。
今回の延期は、EV市場の変化に柔軟に対応し、持続可能な成長を目指すトヨタの姿勢を反映している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/dd117f9edf9b439ccf166a723a092e74efefe8c4
トヨタが福岡に計画していたEV電池工場の建設が延期された理由について、ネットのコメントではさまざまな意見がありました。
まず、リチウムイオン電池の重さや充電時間の長さが効率を悪化させ、長距離移動には向かないという指摘がありました。
また、中国からのレアアースの依存が供給リスクを生むため、地政学的なリスクを避ける観点からも慎重な姿勢が求められているとの意見も見受けられました。
さらに、カーボンニュートラルの観点から、希少な金属を使うこと自体に疑問を呈するコメントもありました。
日本国内でのEV需要の低さや、米国市場への対応が優先されるため、日本の自動車業界全体が影響を受けるという意見もありました。
トヨタは需要に応じた生産を行う方針を示しており、他のメーカーも同様の戦略を取る必要があるとの見解もありました。
全体として、技術力や市場の変化に対する懸念が多く寄せられ、今後のEV市場の動向に注目が集まっているようです。
ネットコメントを一部抜粋
質量が重過ぎて車体を運ぶためのエネルギーロスの割合が高くなり、効率が悪過ぎる。
カーボンニュートラルと言って大量にある石油を使うのを抑制し、希少な金属であるレアメタルをバンバン使うのって、そもそもおかしな話だ。
今後の貿易リスクを考えればバッテリーは地産地消が基本なのは自明にして不可避。
28年のリチウムイオン電池工場を延期って全個体電池の量産はまだまだなんやなぁと思う。
トヨタでさえ、EV戦略はブレブレなんですね。