米国はウクライナ戦争でロシアに敗北し、製造業の弱体化が問題視されています。トッドは、社会倫理の崩壊とニヒリズムが米国の未来を暗示していると警告しています。
特にウクライナ戦争がその象徴であり、米国とEUはロシアに強力な制裁を課し、簡単に勝利を収めると考えていましたが、実際にはロシアは中国やインドなどの支援を受けて制裁を突破し、戦局を優位に進めています。
トッドは、米国社会内での本質的な変化に注目し、製造業の基盤が弱体化していることが戦争勝利の妨げになっていると指摘します。
特に、米国は砲弾供給が不十分で、ロシアの生産能力に対抗できない状況です。
さらに、米国の高学歴人口におけるエンジニアの割合がロシアに比べて低く、製造業復活の見通しも厳しいとしています。
トッドは、トランプ大統領が製造業を復活させようとしても、それは不可能であり、米国はドルの覇権に依存しすぎていると警鐘を鳴らしています。
米国の社会倫理が崩壊し、ニヒリズムに陥っている現状を指摘し、トランプ現象は問題の原因ではなく結果であると結論付けています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0397a78e5d9aea82565af7d4e33bc9f68d3f020f
コメントでは、「米国の覇権崩壊とロシアの逆襲」に関するさまざまな意見が寄せられました。
特に、ウクライナ戦争が米国の敗北を象徴しているとの見解が多く見られました。
2022年2月に始まった戦争において、米国とEUが一丸となって対応したものの、実際にはロシアが中国やインドなどの国々と連携し、経済制裁を乗り越えたという意見がありました。
また、欧州がロシアのエネルギーに依存している現状も指摘され、禁輸措置が完全には機能していないことが強調されました。
さらに、自由主義諸国による半導体の禁輸が行われたものの、他国を介した迂回輸出が行われていることも言及され、経済封鎖の効果が薄いとされていました。
コメントの中には、アメリカの未来に対する懸念や、トランプ政権の影響についての批判もありました。
特に、トランプ大統領が米国の製造業を復活させようとする試みが無理であるとする意見や、アメリカの社会倫理が崩壊しているとの指摘がありました。
トランプ現象は問題の結果であり、アメリカの有権者の責任も問われていました。
全体として、米国の現状に対する厳しい視点が多く、未来に対する不安が感じられるコメントが目立ちました。
ネットコメントを一部抜粋
細かく見ると、間違いの多い主張だよ。
現実を動かすのはこれまた現実、大風呂敷や与太ではない。
アメリカに未来はないだろ。
トランプによりアメリカはより衰退していくだけだと思う。
中身が空っぽで退廃した国＝「トランプ現象」