イラン外相がトランプ大統領との核開発交渉について、直接交渉は拒否しつつも間接交渉の可能性を示唆しました。
この発言は、28日に国内のイベントで行われ、アメリカからの圧力や脅しのもとでは交渉しないという立場を改めて強調しました。
ザリーフ外相は、過去にもアメリカとの間接交渉が存在していたことを指摘し、必要に応じて再び行う意向を示しました。
これは、交渉の当事者が増えることでアメリカからの圧力を回避する狙いがあると考えられます。
また、イランの国営通信によると、ザリーフ外相は今月中旬にトランプ大統領から受け取った書簡に対し、中東のオマーンを介して26日に返答したことも明らかにしています。
この一連の発言は、イランとアメリカの関係が緊張している中での重要な動きとして注目されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6bda632c5214d138422baf8953673f6d53a39e37
イラン外相が示唆したトランプ大統領との間接交渉の可能性について、コメントでは様々な意見が交わされました。
まず、イランの原油輸出が停滞していることが指摘され、これは米国の制裁によるもので、特に中国向けの輸出が影響を受けていると報じられていました。
この状況が核合意交渉に対するイランの姿勢に影響を与えているのではないかと考えられています。
しかし、イランは強気な姿勢を崩さず、国内の原理主義者との軋轢があるため、慎重な対応が求められているとの意見もありました。
強硬な姿勢が続くと、国民の不満が高まり、国内情勢が不安定になるリスクも指摘されました。
さらに、交渉を始めるためにはまず会話を持つことが重要であり、イランの国家体制からのワンクッションが必要とされる意見もありました。
また、核開発の進展がイスラエルとの対立を引き起こす可能性があることも懸念されていました。
交渉の仲介役としてロシアや中国の介入が有効ではないかとの意見もあり、国際的な緊張の中での解決策を模索する姿勢が見受けられました。