日産自動車は2024年度上期の決算で売上高5兆9842億円、営業利益329億円と減収減益を発表。市場環境の変化に対応するため、グローバル生産能力を20%削減し、9000人の人員削減を計画。新経営計画「The Arc」に基づく成長戦略を進める。
グローバル販売台数も前年同期比1.6%減の159万6000台に落ち込んだ。
内田誠社長は、中国メーカーの新エネルギー車の急成長や、競合他社によるシェアの奪取、北米市場での需要に応じた商品提供の遅れなど、さまざまな市場環境の変化が影響したと説明した。
特に、固定費の増加や在庫削減、競争環境への対応が収益を圧迫していると指摘し、これらの問題は日産固有のものであると認識していると述べた。
経営責任として、内田社長は自身の報酬を50%返上する意向を示し、経営陣も同様の措置を取る予定である。
日産は新経営計画「The Arc」を策定し、商品力の向上や電動化の推進を目指すが、市場環境の変化に応じて計画の一部を見直す必要があると認めた。
具体的には、年間350万台の販売を見込み、株主還元や成長投資を継続するための収益構造改革を進める。
また、グローバル生産能力を20%削減し、9000人の人員削減を計画している。
さらに、販売管理費や製造原価の削減、設備投資の優先度見直しを行い、固定費3000億円、変動費1000億円の削減を目指す。
日産は、米国市場へのPHEVおよびe-POWERモデルの投入を加速し、開発期間を短縮することで市場機会を最大限に活かす方針だ。
最後に、三菱自動車の株式売却については、同社の経営計画を支援するための措置であり、自社の経営悪化に起因するものではないと強調した。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/3a1821e7c3986dc5c5c688817e8cba5a7322394d
日産の2024年度上期決算発表に関するコメントは、減収減益と生産能力削減計画を受けて、多くの意見が寄せられました。
コメントの中では、過去に人気を博した車種への懐かしみが感じられ、特に180SXやシルビアなどの名車が称賛されました。
しかし、現在の車種に対する不満も多く、電気自動車やエコカーに固執するあまり、魅力的な車が少なくなっているとの指摘がありました。
多くのコメントが、日産が顧客のニーズを理解しきれていないことや、デザインや遊び心を重視する姿勢が欠けているとの批判を含んでいました。
また、ディーラーの閑散とした状況や、他社に比べて魅力が薄れていることが強調され、特に国内市場への配慮が不足しているとの意見が目立ちました。
さらに、経営陣に対する不信感や、過去の経営危機からの教訓が生かされていないとの声もありました。
全体として、日産の今後に対する不安や期待が入り混じったコメントが多く、企業の方向性や対応に対する厳しい意見が寄せられました。
ネットコメントを一部抜粋
20数年前に乗ってた日産車は気にいっていました。
今の日産には電気自動車やエコカーに固執するあまり、魅力的な車が全くありません。
開発スピードと性能等を併せ持たないと結果を出せないので、たいへんですね。
今の日産、三菱、ルノー連合では頭打ちだし、他のグループとの協業しか生き残れそうにない。
日産に対して好きも嫌いもないけど、今の日産で欲しい車がある人を見たことがない。